さてめしアネックス
放浪旅と、名物と…
10年目の道北5-4 そしていつもの稚内
たったあと一時間なのに、降り出した雨に濡れながら稚内市街へ…そしたら何故か、雨は次第に勢力を弱め…手前で止んでしまうし。

はまなす(=地名です)や潮見あたりでは、完全に上がってるし。結局、わずかな緯度の差が明暗を分けたようでした。


そして、ライダーハウスみどり湯に到着。10年連続10度目の訪問です。まずはガレージで濡れたジャケットを脱いで、濡れたザックカバーを拭いたり何やかや…そしてライハへ…今年もあたたかく迎えていただきました。
こっちはそう降ってるものではなかったそうで、そんなに降ってたの?と。で、宿帳に記入して宿泊費の千円を払うと同時に、“洗剤もください”とおかーさんに。濡れた衣類と洗濯物、さっさて洗濯してしまおうと思ったのです。

で、二階に上がってベッドを確保したり、その他いろいろと…下に降りていきコインランドリーを回し…よお、今年も会いましたなぁ!あ、こんにちは…毎年ここでお会いしてるかたというのが何人もいるのですが、今年もおふたかたと再会を喜びました。で、天候がはっきりしないからと、そのまま連泊にして過ごされてるかたがたが多く、まだ昼過ぎだというのにすでに賑やか。

思いっきり早く着いてしまったので…まあやることもないなと思ってたのですが、ずぶ濡れのサイクルシューズをまず何とかしなければ。古新聞をいただいて、処理する、と。
まあまあ何とかなったところで、サンダルのようなものを売ってないだろうか…と、すぐそこのセイコマまで。そこで常連の…退職後は南半球で暮らしてるものの寒さが苦手で、かと言って日本に帰ってくるとベッタリした暑さも苦手だから北海道にやってきて、夏中のんびり過ごされてるかたなのですが、バッタリと。何や?アイスか(笑)?と。いやいや履物が云々。

無かったのですが、確か百均が無かったやろか…ああ、宗谷に行く途中にありますね…で、そのダイソーに行ってペラペラのビーサンを買って外に出たら、通りの向かいに靴流通センターが…あー、この存在を忘れてたわー…。

隣の銭湯は三代目候補が色々と改革に挑んでられて、シャンプー・ボディソープが備え付けになったり、日替わりで入浴剤を変えたりなどなど、毎日通っても飽きないように工夫されてました。

夏の爽快クラシックが美味い

そんなこんなで、最北の夜です。今年もやって来ました。10年目の最北、10年目のライダーハウスみどり湯です。また今年も、ここに来れたことへの喜びとか感謝とか、青いクラシックで自分に乾杯です。

たこときゅうり

で、これは西條の鮮魚売り場で買ってきた、たこときゅうりの塩だれ和えみたいなもの。対照的な食感が面白いですよ。

ホタテをツナ缶と炒める

あと、生ホタテが安かったので、これをツナ缶のオイルごと一緒に炒めて。ハフハフやりながら冷たいクラシックをグイーッと…しあわせです。

一応ご飯も

一応、〆ということでご飯パックも買ってましたので、少し残しておいたつまみをおかずに、と。
その後は皆さんとワイワイガヤガヤな、いつものみどり湯の夜でした。この時期にいつもお会いするかたもいれば、初めてお会いするかた…いや、これがほとんどなのですが、今年はイスラエル人のバックパッカーもいらっしゃったりして、ちょっと国際的な夜でした。


(つづく)



スポンサーサイト

テーマ:自転車旅行 - ジャンル:旅行

10年目の道北5-3 この展開は…
毎年おなじみ、宗谷岬です。

毎年おなじみ宗谷岬

普通は旅好きでも、一生に一度しか来ないんじゃないかと思うんです。毎年来てるのはどうかと思うのですが、好きなんですよ、ここの風景が。

宗谷岬気温

ちなみに気温は、11時前で19.4℃。まあまあ高いほうですね。ここに来ていつもいいなと思うことのひとつが、記念撮影をしてるひとびとの姿。みなさん一様に楽しそうですし、譲り合ったりシャッターを押してあげたり…好い光景なんです。

で、このまま進んではゴールのライダーハウスみどり湯には12時半くらいには着いてしまうし、市内中心部でも同じようなもの。
ひさびさに、ここでお昼食べようかな、と。

食堂最北端の味噌ラーメン

食堂最北端という、文字通り本土最北端にある食堂があるのですが、ここでラーメンを。以前来たときは『最北端ラーメン』という満艦飾なフラッグシップがあったのですが、それがなくなってたので順当なところで味噌ラーメンを。
最近の、炒め野菜がどうとかのそれではなく、昔ながらな感じの味噌ラーメンです。風が強くて気温よりもずっと低いような中を駆け抜けてきましたから…真夏なんだけど身体が温まってうれしかった、と。

あそこがホントの最北

そして、市内中心部へと向かいました。ちなみにあの島…小さな無人島ですが、本来はあの弁天島が本土最北になります。


で…本土最北のセイコマでスポドリ買ったりして小休止。あと20kmくらいだからまあ…一時間か…そう思って出発したところ…雨がポツポツと。
一旦止まり、レインウェア兼の冬用サイクルジャケットを着て、下はレーパンのみだったので半パンを履いて、ザックにはレインカバーをかけて改めてスタート…何か雨足…強まってきてないか?

シェルター非難

海沿いの一本道ですから、雨宿りとか隠れるところも無いんです。とりあえず、バス停に避難…これが長いこと使われてないのか、木の扉はガタピシいうだけで全然開かないし。
何とか開けて中に入ろうとしたら…床が一部抜けてるし…トラップじゃん!

走行中はラジオを聴いてるのですが(=イヤフォンではなくスピーカーで)、天気予報では雨なんていってなかったし、それは気象庁のそれもまた。だって、昆布漁師の皆さんも降らない予報を信じたからこそ、浜に昆布を干してたんだし。皆さんどこでも大慌てで、干した昆布を取り込んでましたよ。

小止みになったところで走行を再開したらまた強くなってバス停に避難して…そのうちそれさえも無くなってしまい…ええいっ!もうどうでもいーや!このまま走ってしまえー!


ずぶ濡れの宗谷でした。


(つづく)



テーマ:北海道のグルメ - ジャンル:グルメ

10年目の道北4-3 残念だったり面白かったり
エサヌカ線から国道に復帰して間もなく、この日の宿~ライダーハウスが見えてきて、そして到着。そこはホタテ料理の食堂でもあり、ホタテづくし定食と瓶ビール…それを楽しみにしての100km走だったのですが…暖簾が仕舞われてるし…えっ?まだ16時前なんですが…今日はもう終わったんですか?

ライハには泊まれるということなので、一泊1000円の料金を払って手続き、初めての猿払(さるふつ)村宿泊です。
で、ここも風呂設備がなく、シャワーはあるらしいのですが、みんな近くのホテルの大浴場に行くということで、じゃあわたしも、と。
荷物を降ろし、雑魚寝部屋なのでとりあえずシュラフを広げて自分のエリアを確保し(=まだわたしだけでしたが)、風呂道具を持って自転車で2km先の、道の駅さるふつ公園へ。そこに『ホテルさるふつ』があるのです。

風呂上りのこけももソフト

そこの日帰り湯『さるふつ憩いの湯』、何と300円!しかもボディソープ・シャンプー付き!これは安いですよ。銭湯より安いんですから。
大きな湯船で手足を伸ばし、そしてストレッチしたり石鹸のぬるぬるでマッサージしたり…何せひさびさの100km走でしたし。特に、怪しい左ひざ周辺は入念にケアしました。

風呂上りには道の駅の名物『こけももソフト』を。前回来たときは“一日一ソフト”というのをやってて、道民の故・ケロコさんと情報交換しつつの旅でした。
色もきれいですが、スッキリした甘さが好いんですよ。

私を見て

猿払に来てホタテを食べずには去れまいということで、『ホタテめし』も買い、そして1km先のセイコマ(オホーツク海側では最北)まで買い出しに。そこで出会った交通安全ポスター…これ好いですよ。反射して見づらいですが、興味ある方は拡大を。

転換バス

そして戻るのですが、途中で数少ない本数のバスが向こうからやってくるのが見えたので、あわてて撮影。あわてたのでこんな写真になりましたが。
調べたら、浜頓別高校1600発稚内駅前ターミナル行き(到着1840)でした。

あの花が増えた姿

前に“不気味な花”として写真を上げた植物ですが、あれがさらに開くとこんな感じに。最初の花が下火になっても脇から次々と新しい花が開くようです。
この姿に名付けるなら…俺の屍を越えていけ草…エゾシカバネゴエソウ…訳わからんな。正しくはエゾニュウと言うそうです。なじらんさん、情報ありがとうございます。


そして、ライハに戻って荷物を整理したり、充電すべきものを充電したりしてると…もうひとりの宿泊客が到着。東北からの、モタードの青年でした。
で、風呂や買い出しの情報を伝達。とりあえず行ってきますという彼を送り出し、私はテレビ見ながらストレッチなどを。

あの子和えこんにゃく

まあせっかくだから、タイミングが違いすぎない限りは同宿者と一緒に食事したいものです。同宿者が帰ってきてから、お疲れ様>お互いということで乾杯を。
で、これはセイコマで買った百円惣菜なのですが、先にサミット(=首都圏ローカルの面白いスーパー)の北海道フェアで“現地スーパーの惣菜コーナーで大人気”と紹介されてた『子和えこんにゃく』、あれがありました!
これ、美味しいんですよ。セイコマでも売ってることを確認できたので、気になるかたは今後の渡道時にぜひどうぞ!

たぶんあそこが稚内

結局この日はふたりだけでしたが、旅の話ならお互い事欠かないので、楽しい夜でした。
そしてこの日も星空撮影をと思い、ふたりで出てみたのですが…曇りで、星は見えず。せっかくだから長時間露光はやってみるか、と。真っ暗な中、何となくうっすらと地上が明るそうな…あれって方角的に稚内市街ですよね…そうですね…そうして撮ったのがこれ。

猿払村幻想

で、これは芸術写真です。何が何だか解りませんが、長時間露光には不思議な光景が写るという妙な楽しみもあります。


そして床に就きましたが、残念だったり面白かったり、ある意味“塞翁が馬”な猿払村でした。


(つづく)

テーマ:北海道のグルメ - ジャンル:グルメ

10年目の道北4-1 あいつらに出会う
北海道放浪旅日記、四日目編をお送りいたします。この日は100km走の割には大したエピソードも…あ、あれは大したエピソードか。回数は短いですよ。


静けさの中、名寄行き始発列車の音がそこから聞こえてくる…何もないけどここって駅前なんだよな…そんなことを思いながら起き上がり、ストレッチしたりするライダーハウス咲来(さっくる)の朝。

音威子府そばと大きなおむすび

バイクのお姉さんが早く発ちたいということで、それにあわせてみんなで早めに朝食。やっぱり、食堂でみんな揃っての食事です。
一泊二食付きの二食目、朝食は当地名物の音威子府(おといねっぷ)そばに大きなおむすび。この音威子府そば、皮も一緒に挽かれてることでこのような真っ黒い色になるのですが、風味も強くコシもあって、一度食べたら忘れらない味わいです。
音威子府駅構内の立ち食いそば・常盤軒が有名ですね。最近は斉藤雪乃さんも、このそばを食べるためだけに音威子府駅まで行ったということをラジオ番組でうれしそうに(=声が笑顔でした)話されてました。

そして、お姉さんを見送り、今度は若者とオーナーに見送られての、わたしの旅立ちでした。ここはまた、泊りたいですよ。

頓別国道の天北峠

ここの宿泊者にはおなじみの裏道経由で田園風景を楽しんでから、R40に合流。音威子府駅前を過ぎ、道の駅でwifiが繋がるようだったので、ツイッターをチェック&ほかの旅人と挨拶&軽い情報交換。あ、そうそう、咲来ではWIMAX2+は圏外でしたが、そういうものから離れるのもまた、旅じゃないでしょうか。

そしてさっそく、峠越え。下川国道のそれと同様にここもまた、天北峠なる名前なのですが、これは天塩国と北見国の境界だって言う意味ですから、これはこれでいいのです。
ちなみにこちらは、標高で190m。まあまあな走り応えです。

古い旅館洋風

そして下った先は、小頓別(しょうとんべつ)の集落。そこにこのような…和洋折衷な感じの古い旅館跡があって、前に来たときも気になってました。
ここについては検索すると、このような保存会のサイトが出てきました。気になる方はリンク先をご覧ください。

中頓別まで26km

ここから中頓別までは26kmなのですが、右の…枝幸(えさし)方面がちょっと気になりました。マップルを見ると、すぐに枝幸町へと越境するようなので、カントリーサインだけでも見たいな、と。

ちょっと寄り道

ちょっと寄り道というにはいきなり登坂なのですが(笑)。それも長くは続くまい…

枝幸町カントリーサイン

出ました!ここが境です。で、枝幸町のカントリーサインは…ホルスタインと毛ガニです!これまた、よく表してますねぇ。
で、このまま越境して長~い下り坂を楽しんでいては…プラス30kmの距離増となるので、素直に引き返しました。
何せこの日は、ひさびさに100kmも走る予定でしたから。

前方にあいつ

で、以前と同じ様にこのまま国道を進んでピンネシリ経由というのも多様性が…ということで、途中からヘキサ647~120経由で中頓別入りしようかと。
ほぼ交通量もなく、走りやすい中で前方に…何かボロ布か…毛皮のようなものが路肩に…不幸なことになった野生動物だったら嫌だなぁ…とか思って一旦停止すると…起き上がるし。

尻尾がでかい

路肩に寝転がって毛づくろいしてたキタキツネでした。今回で初のキタキツネです。小柄で華奢ですが、尻尾だけはやたらデカいんですよ。巨大なうまい棒のようです。
このあと、草むらに飛び込んで消えましたが

不気味つぼみ

で、路肩は湿地というか水路というか、だいたいそんな感じなところが多い北海道の郊外ですが、この…何となく不気味な植物がよく生えてるんです。
握りこぶしよりも大きなつぼみなのですが…

不気味開いた

これが開くとまた何となく…やっぱり不気味だな、と。これ、さらに脇から下から開いて開いて…と、どんどん不気味になっていくのです。孤独の中で見るこれ、ちょっとこころにこたえます。そういう時は勝手な名前を付ければ多少は安心するものですが、つぼみだとエゾニギリコブシソウとかになりそうながら、開くとエゾシャンデリアソウ…う~む…とか思ってると、その中にエゾシカが登場。わたしと併走するかのように隣の原野をダッスダッスダッス…と跳ねながら、あっという間に見えなくなってしまいました。
間近で見たエゾシカでは、今回これが初でした。キタキツネにエゾシカ…こっちのルートを選んで正解だったか?

中頓別到着
そして、中頓別(なかとんべつ)に到着。セイコマで小休止しましたが、まだお昼前ですし、とりあえずこの先の浜頓別(はまとんべつ)まで走り続けます。


(つづく)


テーマ:北海道のグルメ - ジャンル:グルメ

10年目の道北3-5 星空の夜
風呂上りですから、自転車服ではなく平服(笑)に着替えて、そして自転車で向かったライダーハウス咲来(さっくる)。すでに、同じ自転車での旅人~若いお兄さんが到着して休んでました…いや、“同じ”は失礼か。キャンプ装備もありのパニアバッグ系な本格的ツアラーでしたし。

オーナー(=いいひと)といろいろ話しながらチェックイン手続きをして、今夜はここの住人です。周辺に何もないという…逆説的にはすんごく贅沢な立地なので(=最寄のコンビニまでも4km!)、前回のように一泊二食にしていただきました。
ちなみに、素泊まりで1000円なのですが、一泊二食でも2000円なんです。で、その二食が美味しくて皆さん一泊二食にすることは、利用者間ではおなじみです。

そしてここは築100年という、かつて林業華やかりしき時代に建てられた日本通運の事務所兼倉庫を改築したという…古民家とは違うのですが歴史ある建物。
広いガレージ(=元倉庫)に愛車を入れられて、夜露に濡らさずに済むところも、ここの人気要素の一つです。


で、ここにも洗濯機があります。洗剤付きというか、使っていい洗剤が置かれてて、利用は一回100円。コインランドリーではなく、貯金箱に100円を入れます。
洗濯が終わるまでストレッチしたり荷物を整理したり何やかや、洗濯が終わればガレージに干して…そうこうするうちにもうひとり、旅人到着。バイクでの女性でした。


そして、オーナー含めて全員揃っての夕食です。ここは、こういうところが面白いんですよ。一日家族というか…“ぼくのなつやすみ”というか(笑)、好い時間なんです。

メインはジンギスカン

メインはジンギスカンでした。で、左党なものですから、別料金の発泡酒200円でまずはスタート。あ、ご飯は炊飯器の中のそれを、なくなるまで好きなだけ…というシステムです。

おかず2

で、みんなでいろいろと話をしながら。ここの食事タイムは、これが楽しいのです。もちろん、オーナー手づくりの美味しい料理も楽しいのですが。
個人情報も絡みますので詳しくは書きませんが…8月末まで走り続けますとか、戻ったら来週から新たなスタートを切るんですとか…旅人それぞれですなぁ。旅人の数だけドラマがあるんです。

デザート付き

デザートもあり♪この下にはムースの類が…芸が細かいですねぇ。そうそう、旅人といえばいつも思うのですが、夏の北海道の旅って、ひとそれぞれというか…予算とか日程とか手段とか、そのひとなりのスタイルで楽しめるんですよ。お金があれば高級温泉宿めぐりでA級グルメを満喫なんてのもありでしょうし、お金がなくても無料のキャンプ場や格安のライダーハウス、そしてセイコマグルメなんてのも…あ、俺か(笑)。


食後も楽しいおしゃべりタイムでしたが、チェックインの際にわたしが話してた星空の話となり、じゃあちょっと出てみましょうか、と。

音威子府の夜

ここ、一応駅前なのですが、駅は無人駅で小さなプレハブの待合室があるだけですし、そこに照明もひとつあるとはいえ…夜9時にして周囲は真っ暗です。
夜空も真っ暗なのですが…じーっと見てるうちに目が慣れて…あ、北斗七星だカシオペアだ…もっと慣れてくると…

咲来星ばら撒き

見えてくる星の数が多すぎて、どれが星座やら…何という贅沢でしょうか。

星降る咲来

周囲の暗闇にも目が慣れてくると、さらに暗いほうへとみんなで歩いて行き…そうするとさらに星の数が増え…あ、流れ星!あ、また!

音威子府銀河

あれ、天の川ですよね、あーすごいすごい…うわー初めて見ましたよ…どれがどの星とかみんな知らないのですが、そんなこと知らなくてもこの美しさは解りますし、ただただ感動でした。
時期が新月あたりで月が出てないし、そして…過疎の村(人口700人ほど)が好い方向に作用したというか…地上が暗いし、そして雲ひとつない晴れの夜空…好条件が揃いすぎてたとはいえ、こういうものを一度見てしまうと星空マニアと化してしまっても当然です。


次にまたいつ見られるかは判りませんが、とりあえず来年もここに泊まろう…そう思った音威子府村の夜でした。


(つづく)


テーマ:北海道のグルメ - ジャンル:グルメ

10年目の道北3-2 あの“駅”でランチ
ここのところ、主に鉄道系のニュースサイトで話題になってた宿…北海道にあるんです。道道経由だと、まさにそこを通る…マップルにも出てる(=52 C3)ところです!

手づくり看板

路肩に、このような手づくり看板が。そうです!“あ、ネットで記事見たよ”ってかたもございましょう…

天塩弥生駅

その名も『天塩弥生駅』!かつて深名線(しんめいせん)があった、そして天塩弥生駅(てしおやよいえき)があったその地に…当時風の駅舎を復元したかのような《とほ宿》(=ドミトリーの格安宿)を建ててしまった元鉄道マン夫婦がいるんです…鉄道ファンの一部にとっては夢のような話ですよ。

グッズ販売


宿泊だけでなくランチもありだと伺ってたので、事前連絡無く“あのう…ここは例のあれですよね?”的に伺いましたが、あらまあいらっしゃい的に歓迎されました。

天塩弥生駅メニュー

で、メニューとしては麺類などもあり、この辺で蕎麦といえばの真っ黒い『音威子府(おといねっぷ)そば』もありつつ、最近売り出し中な真っ白い『咲来(さっくる)そば』という対照的なものも。
そこにも興味深々でしたが、ここはひとつここの定番らしい“テヤ(=天塩弥生駅の電報略号)の日替わらない定食”である『鶏の照り焼き』定食を。

当時の時刻表

当時の時刻表も、改札上に。改めて思うのが…これって本数のあるほうか?と。
ちなみに、かつて現役だった頃の(雑誌としての)時刻表など当時の資料もいろいろと置かれてます。待つ間にそういったそれを拝見して…逆に時間が足らないという(笑)。これは読み出すと止まらなくなりますよ!
あと、同好の士から寄せられ続ける各種資料(笑)!これもまた見きれないくらいに多数で面白いです♪

天塩弥生駅構内

ここは内装も面白いんです。ここを建てるに当たっては、建材は新しいものながら大工さんの腕でこのようにレトロ駅舎として建設…そしてそこここに、かつてのオールド駅舎風な演出が!

そしてさらに!探し出した古い建材各種を、ここぞというところに使ってあるんです!これは案内していただきましょう。特に建物に関わってるかたならビックリしますよ。

そしてこれは…当時の運賃表に見えて…色んなものが書かれてます!拡大可能なかたは拡大して…笑ってください!

線路跡にはハエタタキも

そして改札から外を見れば…こここそ旧線路跡なのですが、そこには何と!通称“ハエタタキ”まで!やるなぁ!っていうか…凝り過ぎですよう(爆)!

小鉢も充実

そんなこんな感動の見学を楽しんでると、料理が上がってきました!これがその日替わりならぬ“日替わらない”定食なのですが、小鉢類が多数…っていうか!これらがいちいち手づくり的で美味しいんです♪
料理好きにとっては“アイデアもいただきます”的なものもあり、このあと走らないんだったら酒一合…いや、何でもないです。

メインの鶏照り焼き

そして、メインの鶏照り焼き…これがまたベストな味わい。ご飯が進みますよ!日替わりじゃなくて日替わらないなのですが、これなら替わらなくても充分ですよ。
どれもしっかりとした味わいで、よくある言いかたになりますが…なつやすみにおばあちゃんちにとまりにきました…そういう気分です。素材の味がうれしいだけでなく、周りの風景とかここの内装…っていうか、駅だし。こんなにうれしいランチ、そうそうないですよ。

ランチのレシート

ちなみにこれが、食堂車の注文表にしてレシート…もちろん!“あれ”でパチンと穴を開けるんです(笑)!うれしいですねぇ♪
食後は寝台車(笑)も案内していただきましたが、ドミトリーの二段ベッドというよりは開放型B寝台と呼びたいですね。

ゆったりとした時間

お話させていただけば、ダンナさんはかつて国鉄にお勤めなだけでなく…うちの地元路線にも、と!
えーっ!わたし○○に住んでます!わぁ!そうでしたか!えーっといつごろまで△△線に?×年頃までですね。じゃあわたし、クロスしてるかも!

こういううれしさは…ほかの公共交通機関でも生まれるものでしょうか?バスなどはクローズ過ぎるし…やっぱ鉄道ですよ!


次はここ、泊って楽しみたいですよね!周辺に何も無いので、ある意味ここへは泊ることがまずの意味で、そして一泊二食でほかの旅人と時を分かち合う…そこですね。
とはいえ、冬は冬でかつてのトンネル跡探訪などいろいろとイベントを企画されてるようで、それもまた面白そうだな、と。
個人的には前述の朱鞠内湖アタック!ここベース二泊でも面白いかも…駅前とか公共交通機関とか、そういった点では不便なのですが、とにかく魅力を秘めた面白い宿でした。


(つづく)


テーマ:北海道のグルメ - ジャンル:グルメ

10年目の道北2-7 名物を食らう!
地元自治体がやってくれてる無料のライダーハウスに泊めていただくのですから、地元でご飯食べたり買い物したり…当然のことです。おそらくは、そのための無料なんですから。

廃線跡を通って

ここは中心部から外れてるのか、ここが中心部なのか…よく判らない町でもあるんですよ。人口は4000人クラスですが、そもそも中心部があるのかどうか…そんなことも思いつつ、廃線跡を歩いて向かったのが、目をつけておいた店。

名代山賊焼

山賊焼の店というより、それを店名にしてしまってるんですよね。もっともそれオンリーではなく、普通に居酒屋なんですが。

まずはここから

カウンターが空いてたのでそこに陣取り、まずはやっぱりこれでしょう。この日は60kmも走ってませんでしたが、それなりに峠越えもありましたし、風呂上りに飲む…しかも北海道の空気の中で飲む生ビールの旨さといったらもう!

高いが意味はある

注文はもちろん!看板メニューの『山賊焼』です。まずはお通しが出て来ますが、のちの会計時に振り返れば安くはない額。ただ、注文が出て来るまでの繋ぎとして、そしてメインを楽しみつつの箸休めとして、これは最適でした。
同様なものをいわゆるクイックメニューから頼んだとして、まあ同じような額になるでしょうし。

包丁付きで登場

まさか!包丁付きで登場とは!しかもこの大きさ!さすが、鶏半羽です!山賊焼…これはこのような、特に北海道では鶏半羽を調理したものとして知られてますが、一般には揚げたものが有名なんじゃないでしょうか。有名なのは、元祖といわれる長野ですよね。
山賊なる物騒な名前については、鶏を揚げる~鶏揚げる~取り上げる=山賊というところからと聞いたことがありますが、ダイナミックなその姿に山賊のワイルドさを重ねてるという風にも思えます。

美味しかったんですよ。半羽分ですから、当然のことながら普段は別々で出てくる各部位が一緒です。手羽元~手羽中~手羽先と連続してるところに面白さを感じたり、胸ありももあり…あっ!やげん発見!と、切ったりバラしたりビール飲んだりお通しを突いたり…結構忙しいんです(笑)。
そんなわけで、ひとりで行っても退屈したりすることなく、山賊焼を中心とした飲酒活動を楽しめました。

地元の皆さんの宴会が数組入ってたり、常連さんが来たりと、なかなか繁盛してるようでした。前日の宿泊地でも鶏半羽揚げが名物の店がありましたが、その日は定休日でしたし、この日にこれを楽しめてよかったですよ。


そして、そこからセイコマへと歩いて買い出し、それからルゴーサ・エクスプレスへと好い心持ちで帰宅(笑)。ルゴーサは、宿泊そのものに関しては好いのですが、近くにコンビニなどがないところが左党には不評でした。要するに…酒が近くで手に入らず、コンビニは先のセイコマとその向かいにローソン…徒歩で片道10分以上かかるし…一店だけでもこっちにあればなぁ、と。酒屋さんも無いし、話が盛り上がってもう一杯飲みながらとか思っても…かといって大量に買ってもビールがぬるくなっては…すいませんねぇ、左党で。

興部交通公園

夜中に目が覚めて、トイレにと…車両内にもトイレがあるのはこういうときに便利なのですが、まあせっかくだからと道の駅のトイレへ。そしたら…あまりに見事な星空!晴れ渡ってました!

夜のルゴーサ

こりゃ撮らなければと、用を足したあとは戻ってカメラと三脚を。なんと昴~プレアデス星団も!写真右側に写ってますが、これは初めて見ましたよ!

昴も見えます

夜のキハ22…これは何だか好かったですねぇ!引退車両として、しあわせな余生を過ごせてるようにも思えます。そしてこの写真でもキハ22の屋根の上、左側すれすれに昴が。

興部の星空

星空って、見てれば見てるほど星の数が増えていくんですよね。星降る…などという言葉がありますが、それはこういうところで使うためにあるんだな、と。

興部満天の星

これはそこそこの長時間露光で。何だかもう!星空マニアと化してしまうかのような、そんな興部(おこっぺ)の夜でした!


(つづく)


テーマ:北海道のグルメ - ジャンル:グルメ