さてめしアネックス
放浪旅と、名物と…
初めての道志みち⑥(終) 難読さん
そして相模湖へと向かったのですが、せっかくですから難読地名の痕跡探しをいたしましょう…いつもやってることですが。

みかげと読みます

重要な交差点で三ケ木というところがあるのですが、交差点だけでなく郵便局にその名を留めてました。こう書いて“みかげ”と読むのです。
音だけ聞くと御影石の御影かと思ってしまうところですが、ここの地名は音に字を当てたものか、はたまた何らかの木があったのか…ただ、この簡易郵便局がある辺りの旧地名は三ケ木ではなく三本木…三ケ木と三本木…これ、何か関連がありそうです。

で、ここは重要な交差点と書きましたが、先の青山交差点からここまではR413とR412の重複区間なんです。ここを右に行けば道志みちからのR413、津久井湖を通って橋本へ、左に向かえば厚木からのR412で相模湖に向かいます。

大変な建物

と、そこに…何だか悪夢のような建物が。廃墟に見えますが、どことなく現役っぽさもあるんですよ。
まあ、あんまり近寄らないほうがよさそうなのは確実です。

すわらし

そして、ここも交差点にその名前が。寸沢嵐と書いて“すわらし”。これ、普通は読めませんよ。
あと、峠を越えて下っていくと鼠坂と書いて“ねんざか”というところがあって、そこは関所だったのですが…その時は痕跡がよく判らずスルーしてしまいました。
やってるのかどうかわからない蕎麦屋さんの看板に、その名を“ねん坂の関”として留めてましたが。

相模湖

そして相模湖。ダム湖なのですが、自然が豊かで人造湖だということを忘れそうです。橋を渡ればいきなり俗世っぽさが増すのですが、最後にまた坂を登らされて到着したのが…

なんかパチ屋っぽい

相模湖駅なのですが、このデザインって何だか…古いパチンコ店っぽいなと思ってしまいました。こういうデザインが流行った時代ってのがあったのでしょうか。
とはいえ駅舎はリニューアルしてて、綺麗なロッジ風のものになってました。

で、ここから輪行して帰ろうとしたら…電光掲示板が何か変…大幅な遅れ?上りの到着は?50分後…橋本まで走ったほうが好かったかなぁ…駅や駅前で時間をつぶせるところも無いし…まあ、待ちましたけどね。ちなみに相模湖駅、ハイカー向けなのか更衣室がありましたよ!これは輪行サイクリストも利用させていただきたいですよ。
そしてやって来た列車は数本分の部活帰りの高校生で満員、そこに折りたたみとはいえ自転車を持ち込むのは気が引けなくもなかったのですが、一時間に二本しか無いですから…まあ何とか乗り込んで、無事に帰り着きました。


今回もまたカソリ旅から着想を得たプランでしたが、道志みち…面白いですよ!脚力に自信がなければ、私のように山中湖側から楽しめばいいのです。ただ、休日はすごい数のバイクがツーリングを楽しんでますから、孤独な旅が好きなかたは世間の平日のほうがよいかも知れません。

じゃあ、あの坂で会おうぜ!


(了)

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初めての道志みち⑤ そして交差点
このまま楽に、下るだけで相模原までたどり着けるかと思ってたんです。ところが…両国橋を渡ったらいきなりの登り坂…今度は向こう側からやって来るサイクリストの皆さんが“ああ、ようやくひと息つける”状態で下ってきます。とはいえ、橋を渡れば再び激坂と再会することになるのですが。

考えてみれば、橋を挟んで両側ともに急坂…橋を架けられる位置に合わせて道が通されたってことなんでしょうか。橋詰でほうとうを補給しておいて正解でしたよ。

きれいなかたちの橋

楽して着けると思うな思えば負けよ…そういえば、甲州街道のときもそうでした。上野原でいきなり河岸段丘を登らされましたから。
で、この橋はデザインが綺麗だな、と。一旦登りきったらあとは平坦ベースで時にアップダウンな感じでした。

下に集落

そして…道志みちというのは道志川に沿う道なのですが、ふと気がつけばすごく高いところを走ってたんです。集落などは道志みちから遥か下に。
何というか…行き来が大変ですよね。エンジン付きの乗り物は欠かせないでしょう。

ゴールは近い

いよいよ、ゴールを示す青看が登場しました。相模原市街まで26km…どうしましょうか?橋本まで走るか、相模湖へ向かうか…

あの丁字路は

そしていよいよ!ゴールが見えてきました!あそこが道志みちの終点・青山交差点です。そしてあれを右に向かうと、最近再訪した愛川町に行けます。

道志みちゴール

ゴール!道志みち、完走いたしました!ある意味楽な方角での走行でしたが、新緑の自然の中を走るよろこびもあり、そして美味しいほうとう…いい道でした。
で、ここから愛川町に向かってもまあしょうがないですから、左へと…こっちはそのままR413なんですよね。


(つづく)

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初めての道志みち③ いよいよ
考えてみれば富士山のほうが余録って、何てぜいたくなのでしょう!

道志みち突入

そんなことも思いつつ、道志みちへ突入。ここ、国道なのです。R413なのです。両側とも原生林でガードレールもありませんが、国道なんですよ。

道志みちゲート

荒天時に閉められるゲートが登場。盛り上がりますねぇ!

山伏峠

と、盛り上がったのもつかの間、アッという間にピーク。山伏峠に到着してしまいました。標高1100mもあるのですが、山中湖の水面海抜が981mですから、峠越えとして実際には大して登ってないのです。
貧脚さんにはこっちからが断然お薦めです…わたしのことですが。

山伏峠おむすび

今回の峠おむすびは、炭火焼牛カルビを。美味しかったのですが、そういえば山梨ってセブンイレブンばかりのような気がするのですが。ニューデイズのおむすびで峠休憩したいものの…山梨にはニューデイズがないんです。高尾駅ホームのキオスクにおむすびがあれば…あってもこの時間帯じゃあ、まだ開店前か。

速度出すぎて

短いトンネルを抜ければ…こっちはすんごい急勾配!前方に巴投げされそうな坂です。で、しばらくは危険な急坂下りでしたが、そのうち勾配も落ち着いてきました。
とはいえ、ずーっと下り勾配であることに変わりはありません。写真撮ってる場合じゃありませんでした。

すてきな道志みち

道志みち 速度出すぎて やばたにえん    中林

落ち着いてくると、このような素敵な風景が。いいですねぇ!来て好かったと思いましたよ。

高いところを通ってる

何せずーっと下り勾配ですから、ブレーキング・ハンドリングには気をつけながらも景色を楽しむ余裕もあるのですが、ふと気づく…それでもまだ高いところを通ってるんだな、と。

たまに上り坂

で、たまに上り坂もあるので、それはそれでアクセントといったところでしょうか。途中、多くのライダーと共に向こう側から走ってくるサイクリストを多く見かけましたが、本来の楽しみかたはあっち側でしょうね。いいんです、私はへなちょこで。


(つづく)

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初めての道志みち② 何十年ぶりか
で、じわじわと登りつつ、ここまで来ました。

美しき山

山中湖です。美しいですねぇ!何十年ぶりだか…昔、ちょっといろいろあってこの界隈に来たことがあったんです。間近で富士山を見るというのはその時が初めてで…あ、静岡側からは新幹線の車窓でお馴染みですが、手前に山があったり建物があったり…そうじゃない富士山を見たのは初めてだったのです。

白鳥の飼育

湖畔には自転車道があって、これが車道より一段下がってますから、より湖に近い道といいましょうか…あの白鳥は飼育されてるようですね。夏は大丈夫なのかと思いましたが、我孫子の手賀沼にも確か留鳥の白鳥がいたっけかな。

富士山と藤

藤棚のある休憩処があったので、そこで小休止。ついでにニコンで写真を。藤と富士…ダジャレかよ!

湖底秘密基地出入り口

そして、湖底の秘密基地への出入り口と思われるものを発見。ここから湖底に進んだら、富士五湖は湖底でつながってるとも噂されますし、五湖の行き来は自在です。

セブンイレブンに寄り道

湖畔の自転車道から車道へと合流し、セブンイレブンで峠おむすびを仕入れて、そしていよいよ目的の道です。


(つづく)

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初めての道志みち① 実は山岳路線
これもカソリ旅からのインスパイアなのですが、やっぱり以前から一度は行ってみたいと思ってた道なんです。ツーリングマップルを眺めながら“長いなぁ…”などと思ってた、道志みちです。

朝のスタート

大ざっぱには、甲州街道の南を並走した感じなのですが、こっちは街道じゃないし秘境っぽいんです。で、相模原から富士山麓~山中湖まで行ってしまう道なのですが、こっちから走っていくとどう考えても体力的にアレなので、うちに帰ってくるというコンセプトで。

懐かしの京王車両

地元を始発で出ましたが、高尾駅で京王線から中央東線へ乗り換えて、さらに大月駅で富士急行に乗り換えようと進めば…驚いてしまいました!かつて京王線を走っていた車両です。
しかも、色まで当時のそれ…実はうちでまだ寝てて、夢を見てるのかと思いました。

京王帝都電鉄の名残

このスピーカー、当時のままです。KTRとありますが、これは京王電鉄が京王帝都電鉄だった頃の名残ですよ。ええもう上京した若い頃、お世話になってた車両ですよ。

思い切った駅名

休日なのに高校生多いなぁ…わたし邪魔かなぁなどと思ってたら、目的駅のちょっと手前でどっと降りました。そして着いたのが富士山駅。かつての富士吉田駅ですが、思い切った名前にしたものですよ。
で、この辺の海抜が805mで、大月駅辺りが358m…そんなに登ってんですね。もっといえばうちは海抜40mくらいだから…そこまでいわんでもいいか。
富士急、運賃が高いんですよ。京王線と中央本線と合計70km以上の金額よりも、20数kmの富士急のほうが高いのです。でもまあ、こんなに高い標高を獲得してくれるんなら、これは山岳路線ですよ。箱根登山電車は乗ってるだけでとんでもない山岳路線だと思えますが、こっちは昔の京王線車両でも山岳路線ですよ。

見えてるから行くか

この日は、行くこと自体は決めてたのですが、夜が明けたら天気予報が前日とは変わってて、曇りベースになってたんです。で、着いてからどうするか考えることにしてたのですが…ここから富士山は見えてますが、もうひとつ近くにある峠からのぞむ富士の姿というのは微妙だし…そういう王手飛車取りみたいな行動は止めて、道志みち一本に絞ることにしました。



(つづく)

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街道をゆく~中山道編⑤ 埼玉の宿場
埼玉県に入りました。

蕨宿

まず最初の宿場は蕨(わらび)宿。これもまあ難読というか、読み方ではなく字に縁がないと読めないタイプの地名ですね。もっともここはいろんな意味で有名ですから…地理ファンには市としては最も面積が狭いとか、山下トリオファンには坂田明氏の出身地だとか…まあ鉄道ファンなら駅名としておなじみでしょう。

新大宮バイパスが現道

そしてやたらと道が混み始めたのですが、そこでふと気づくのがこの表記。中山道だとばかり思ってたら旧中山道…今は新大宮バイパスが中山道ってことでしょうか。

浦和宿からは線路の東

次が浦和宿ですが、この辺り旧道がちょっとややこしいことになってます。これまでは京浜東北線から少し西に離れたところを進んでましたが、北浦和駅で線路の東側に沿うかたちに。これまでのR17から県道164号が旧中山道になります。

大宮宿に武蔵国一宮

大宮宿はもともと宿場ではなく、馬継ぎ場だったそうで、それが宿場に昇格というのは鉄道でいう…信号所が駅になったようなものでしょうか。ここには武蔵國一宮がありますから、それもあったんでしょうね。
大宮という地名も、この氷川の大宮から来てるとか。旧街道をたどると、今まで知っていた気になってたものを改めていろいろと掘り下げられて面白いですね。

上尾宿

その次が上尾(あげお)宿。ここにはちょっと変わった思い出が。
わたしが学生の頃でしたが、広島の伯父がここに単身赴任してて、電話で話してると…海もなければ山もないところは初めてだ、と。天草で生まれ広島で暮らし…海のそばまで山が迫ってるようなところで生活してきてたひとですから、この関東平野真っ只中の風景に違和感を覚えたそうでした。

BABARオバチャンホンポ

今は道路沿いに並ぶ建物もなかった、平野の一本道だった時代はさぞかし地平線の…そんな浪漫にひたりながら進む自転車に急ブレーキを駆けさせたのがこの屋号。『BA・BAR オバチャンホンポ』ってアンタ…アカチャンホンポのパロディ屋号なのですが、お姐さんがたの年齢層がね。

JR上尾駅

これが上尾駅。現在の中心地で、かつての宿場もこの辺りだったそうですが、痕跡はありません。

上2

地名表記にビックリ!これは…ソーシンプル!と思って調べたら、正式には“上町”だそう。ちなみに上尾の地名、上尾村とか上尾宿というものが現役であるんです。上尾市の下にこれらが来るんですよ?上尾市上尾村…ナポレオンズの十八番芸並みにアタマがグルグルしてしまいます。
で、地名の上尾宿は中心地から結構離れてるのですが、かつての宿場域がそこまで広がってたってことでしょうね。

桶川宿

桶川宿到着。今回はここを一旦ゴールとしました。そろそろお昼だし、それは食べたいところがあってここからちょっと走ったところなのですが、そこへの往復を考えるとここがゴールでいいかな?と。電車が混む前に輪行で帰る必要もありますし。

補修中でした

歴史的建造物を発見!これだよこれと近寄れば…大々的な補修中でした。どうも現役でご商売をなさっておられるっぽかったので、完成が待ち遠しい…初めての土地で思うことではないのかも知れませんが。


さて、お昼の時間ですが、そもそもこの街道の旅のきっかけともなったところがあるんです。ここから片道6kmくらいです。さあ、行きましょう>俺!


(つづく)

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街道をゆく~中山道編④ 志村から埼玉へと
ここは前からよく知ってるスポットなのですが…

その姿を今に伝える

旧街道沿いで鄙びたところなどでは、往時の姿をとどめた家並みなどが眺められるものですが、都内の中山道ではこの建物だけがほぼ、その姿を今に伝えてるのではないでしょうか。

志村一里塚

ここ、その隣に志村一里塚があるのです。江戸日本橋を出て本郷・平尾に続く三番目の一里塚です。

一里塚と商店

この近くに、年に数度伺う仕事先があるので、昔からなじみがあるのですが、改めて見るよい機会になりました。

活き粋いたばしまちなみ景観賞

この一式は“活き粋いたばし まちなみ景観賞”というものを受賞…というより、モノがモノだけに認定と行ったニュアンスでしょうね。

日本橋から四里で戸田橋

坂を下りそして(自転車だとルートが少々めんどくさい)戸田橋に上がれば、ここが日本橋から16km。ちょうど四里です。
長大な橋で荒川を越えれば…

かねのて高架橋

そこは埼玉県となるのですが、続く高架橋の名前がちょっと難読。曲尺手と書いて“かねのて”。これは普通、読めませんよね。曲尺(かねじゃく)から来てるのは想像に難くないのですが、そういう…枡形の道があった跡なのでしょうか。


(つづく)

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