さてめしアネックス
放浪旅と、名物と…
だしに新しい風
山形といえば漬け物王国というか、あまりその辺では見かけないようなものが多々売られてます。中でも珍しいところでは…温海(あつみ)かぶのように他にない野菜によるものなんてのがあったりして、青菜(せいさい)漬けの山形青菜も山形特産です。

一方で、その手法が独特というものも。おみ漬けのように残り野菜を細かく刻んで漬けた、いわゆる始末が発祥のものとか(=近江商人から伝わったとか)、そしてわたしが好きな“だし”も独特。
夏野菜を細かく刻んで作った即席漬けの類ですが、これは食欲の減退する夏の時期に食を進めるありがたいものなのです。

わさび昆布だし

最近は山形の大手が東京工場を設立したりなどあって、お求めやすい価格で手軽に買えるようになってきましたが、そのバリエーションとして『わさび昆布』というものがありました。『おかわり三杯』などという面白いものを出してた、あのメーカーからです。

白いもので旨い

普通はきゅうりが主体なのですが、これは大根と…そしてなんといっても茎わさび!これが好いんですよ。あ、冷奴に乗せてますが、ご飯に合うものは豆腐にも合うのです。
で、だしの上に花鰹なんてのがまた楽しいのです。カルシウム摂取にもなりますしね。

だしにモルディブフィッシュ

これはちょっとひねって、モルディブフィッシュ(粉末)を。モルディブとかスリランカとか、インド洋の島々には鰹節と同じような文化があるのですが、カビ付け工程がない分あっさり目な味わいです。夏ならこっちのほうがサッパリいただけるかも。


自作もできるものですが、大家族ならともかく少人数家庭なら買ってきたほうが手軽でいいですよ。だし、夏のお薦めです。

スポンサーサイト

テーマ:ご当地名物 - ジャンル:グルメ

こういうラーメンが好きなのです
近所にコンビニみたいなスーパーみたいな店があって、生鮮三品は扱ってないのですが日配品みたいなのはやたら安かったりするんです。
しかも、地方メーカのものが多いので、ちょっと新鮮なものがあるんですよね。

喜多方らーめん二食入り

で、こんなものがありました。喜多方ラーメンの生めんものなのですが、その割に常温保存なんです。しかも二食入りで108円だったかな?そういうお買い得価格なんですよ。
喜多方ラーメン、好きですねぇ。都内にもチェーン店はありますが、現地まで食べに行ってちょっとめずらしいヤツをいただいて感動したりしましたよ。

この太い縮れ麺と透き通ったスープ

これ、好かったですね。インスタントの技術がいくら上がったところで、やっぱり生めんものにはかなわないでしょう。この、太い縮れめんあっての喜多方ラーメンですし、この澄んだ醤油味のスープあってこそですよ。
とても美味しゅうございました♪


で、その二日後くらいにまた買ったんですが…それ以降は見かけないんですよね。あの店は何だか独自のルートで仕入れを行ってそうですが、これはまた入れてくんないかなぁ…と。
再会できることを祈ってます。と同時に、ラーメン好きにはお薦めな商品です。見かけたら是非どうぞ♪


テーマ:ご当地名物 - ジャンル:グルメ

春の浜通り紀行⑥ 久之浜でお昼(下)
美味しいお昼をいただいたあとは、観光…ではなく、震災についての真面目な見学を。

久之浜防災緑地

浜風きらら…ここはその名の通り、すぐそこが海のはずなのに海が見えません。この、久之浜防災緑地があるからです。

【ひさのはまひと口メモ】
駅名は久ノ浜ですが、地名は久之浜です

防潮堤に植林

通路を上がっていくと…防潮堤の上に出ます。津波の経験から防潮堤と、バファーゾーンとしてこの緑地が造られてます。

大きく育て

植林が好いですね。今はまだ苗木っぽいですが、すくすく育ってほしいですね。
そして、ここはこれだけではないのです。浜風きららとともにツーリングマップル東北10L-4に出てる稲荷神社…そこに行かなければと思ったんです。

奇跡の神社

こちらです。あの大津波の中、奇跡的に無事だった神社です。信じられないのですが、津波後の写真を拝見すると…確かに全てが流された風景の中、ここだけがぽつんと残ってるのです。

あなた様へ

“あなた様へ”と題された、神社総代による説明が。いい話なので、是非拡大してご覧ください。そして…

私たちは、先代に支えられて生きています。どうぞ、これからも人のために価値ある人として他人を支え続け、強く生きて下さい。
   あなた様へ


泣いてばかりいるんじゃないと、背中を叩かれた気がしました。

観光マップ久之浜

久之浜、来てよかったです。観光マップはまだ閑散としていますが、多くの家々が建ち始めて、新しい街が始まろうと…いやもうすでに始まってます。


いわきから15分ですし、列車も一時間に一本は出てますから、いわき泊時など夜に浜風きららに来て、お昼の美味しかった『お食事・酒処 和 -久之浜分店- 』で一杯やるのも楽しいかも知れません。


(つづく)

テーマ:福島県旅行 - ジャンル:旅行

春の浜通り紀行⑤ 久之浜でお昼(上)
乗ってきた651系がそのまま折り返しますから、またも特急気分です。

駅名は出ない

こういう表示はそのままですが、次の駅名は出ません。時刻と、トイレが使用中かどうかは表示されてます。

読書灯は使える

読書灯は?と思って点けてみました。これは使えます。ただ、使う機会もあまりなさそうです。

廃隧道群

そして再び、廃トンネル群を眺めつつ…お昼の時間なのですが、どうしたものかと思いつつツーリングマップルを眺めてて、ここだと思うところが。久ノ浜駅で下車しました。次が来るまで一時間、いつものローカル線一時間観光です。

浜風きららでお昼

『浜風きらら』という、復興施設が出来てるんです。ここに海鮮丼を出す店があるようなので、じゃあそこでと。

和洋いろいろ

チケットベンダーを見ると…寿司や海鮮丼だけでなく、揚げ物や焼き肉や煮魚焼き魚といろいろです。

寿司種

目移りしてしまうほどですが、面白そうだと思ったのが『まかない丼』。いわゆる日替わり丼のことなのですが780円はお得かなと。
カウンター前には寿司種の入った冷蔵ケースが。いろいろ出してるけど、やっぱり寿司屋さんなんですよ、ここ。

まかない丼780円

なんとも豪華なまかない丼登場!このドッサリ感がうれしいですね。実際、食べても食べても減らないんじゃないかと思うほど。美味しいなぁ、サラダもあるのかぁ…などと感激してたら、味噌汁でさらにビックリ!何とこれ、中にはハラスやハラコが入ってるという豪華さ!
これで780円は安すぎですよ。平日のランチタイムで店内が混んでるのも、何となく解るような気がしました。この辺りは住宅地なのですが、お勤めの皆さんはクルマでここまで食べに来てるようなんですよ。


好い出会いがあったな…美味しかった…そしてそのあとは、ここで下車したもうひとつの理由…そこを訪れます。


(つづく)

テーマ:海鮮丼 - ジャンル:グルメ

謎メニューの検証(中) これは…一体…
前回の訪問時、そこでいただこうと思ってたのですが、惜しくもその日は定休日…それで急遽そば屋さんへとなって、あれはあれで美味しかったのですが、どうしても“あのメニュー”が気になってしょうがないのです。

いつもの白河駅

和洋中各種出してる老舗の食堂のメニューに気になるものがあるのですが、インターネットで調べても他のメニューの食記録は多々見つかるものの、それだけは画像どころかブログ記事さえ見つからないのです。

白十字食堂

誰も頼まないのかなぁ…そんなことを思いつつ、すでに勝手知ったる白河の街を歩いて、到着しました。ここがその店、『白十字食堂』です。

白十字食堂メニュー

ラーメン各種がありつつ、和の丼物が並び、そして洋食の数々…こういうのを眺めるのがお好きなかた(←わたしです)は、ぜひ拡大してお楽しみください。
で、気になってたメニューというのが…

ここに注目

こちらです。ずらり並んだ活字の中に埋没してしまいそうな…『ランチ(ライス付)』です。他のメニューはそれぞれ“名は体を表す”なのですが、これは…ライスが付いてること以外に何の情報もありません。あともうひとつの情報は、これが店内で一番高いものだということ。
謎ですが、これを乗り越えなければわたしの旅人としての…そんなことはさておき、注文いたしました。

ランチライス付

『豪快さん』の登場時のように後ろで“ドーン!”という音が鳴ったかと思うような、すごいサイズのものが登場しました!そして、こんなものが出てくるとは思いもよらなかったながらも、もしかしたらという考えがアタマにあったといえばありました。『ランチ(ライス付)』の次に高額なのがポークソテーライスですから、それに何かがプラスされたものかも…多分、それで合ってるのだと思います。

内容ですが、まずは巨大なポークソテー…巨大なだけでなく分厚いのです!そしてその横には…一見何だか判らなかったのですが、これはハムエッグと呼んでいいと思います。思いますが…そのハムがロース肉だろうと思うサイズ…ハムステーキのような分厚さ。この店、分厚いのがお好き…ぷぷっぴどぅ~♪…そんな映画が昔…ちょっと違うか。

そしてその裏に隠れてますが、エビフライが一本!ナポリタンがどっさり!野菜サラダがどっさり!ポテサラもどっさり!しかもライスと中華スープが付いてるのです!
もうほとんど、市場食堂クラスの量…どうしよう…完食できるのか?>俺

格闘が始まりました!これで美味しくなければ志半ばにして投了してしまうところですが、いちいち美味しいんです。写真はいつもの倍サイズでアップしてますから、お好きなかたはクリッククリックで、目でその分厚い味わい楽しんでください。

聖ハリストス教会

なるほどなぁ…価格が一番高くなってるのは質の方じゃなくて数とか量とか、そっちの方向性だったか…そう思いつつ、無事に美味しく完食。店を出て、向かいにある聖ハリストス教会を眺めつつ…で、メニュー名の“ランチ”の意味は?

白十字食堂という名前は、この教会に関連があるのかと思うのですが、これが大正時代に出来た歴史的建造物で、そういうところから…英語のランチの正確な意味が伝わる前に、形式の名前として定着してしまったとか…地域によっては喫茶店で一日中“モーニング”を出してるところもあると聞きますが、それもまた同様に、コーヒーにパンと玉子が付いたものを示す記号として、単語の意味より早く定着してしまった…仮説ですが、そういうことなんでしょうか。豪華な食事が“ランチ”として伝わった…とか。

新幹線ジャンプ

何となく謎は解決したような気になれましたが、次はオムライスにしようかな…そんなことを思いつつ、あまりに満腹となってしまったので今回はアイスえきかふぇもスルーして、白河駅からひと駅だけ乗って終点の新白河駅へ。ところが…ちょうどお昼の時間帯だからか黒磯行きが間引かれてるスジだったんです。
一時間待ち…だったら新幹線で那須塩原までジャンプするか、と。


実のところ両駅ともで待ち時間が20分くらい発生するのですが、最終的に一本前のスジに移れますし、新幹線とはいえひと駅ですから安いですしね。


(つづく)

テーマ:食堂 - ジャンル:グルメ

イラコアナゴは美味しい
ここでは過去に取り上げてますが、三陸(宮城)産のアナゴ蒲焼が美味しいんです。

三陸産イラコアナゴ

瀬戸内育ちのわたしにとって、長い魚といえばウナギではなくアナゴなんです。ウナギの好きなかたは多いですが、海水魚を食べて育ちましたから、わたしはどうにもあの淡水魚臭さが苦手なんです。

で、これをかつて東北の食の本で知って、まずはアンテナショップで手にしました。アナゴとはいってますが実際にはイラコアナゴという、マアナゴとは別の品種で、浅瀬で暮らすマアナゴとは対照的に深海で暮らしてるんです。
その関係もあってか、サイズも大きな上に脂が乗ってます。

※ちなみに八戸では“ハモ”と呼ばれてました。初めてのオフ会そして初めての八戸訪問で知った、ディープ食文化でした。

イラコアナゴ蒲焼丼

かつては裏面に表記されてた本名も今は面に表記されてます。実のところ、回転寿司や安い寿司のアナゴはマアナゴではなく、これが使われてるという話も。だったら食通はともかく、一般人にとってのアナゴの記憶はこれなのかも知れません。
もっともわたしは、アナゴなのに脂が乗ってるところが面白いし、そして何より美味しいから利用してるのですが。


最近はスーパーにも並んでます。これはクイーンズ伊勢丹で買いましたが、池袋の『宮城ふるさとプラザ(コ・コ・みやぎ)』でも売ってます。八幡巻きみたいなのもあったんだよなぁ。


あれから7年…まだまだ、いろいろなことが終わってません。当事者以外は、忘れないでいることが大切なんじゃないかと思います。東北の美味しいものを食べることで楽しみながら応援し、そして忘れないでいてください。


テーマ:魚料理 - ジャンル:グルメ

宮城福島周遊紀行⑩(終) えきかふぇでひと息
長年の課題だったそれ…ここの訪問でした!

いらっしゃいませ

白河駅には併設されたカフェがあるのですが、ここで落ち着くには時間が足りなかったりして(=ラーメン食べ歩きは満腹が常という側面も)、今回ようやく。

えきかふぇカウンター

『えきかふぇSHIRAKAWA』です。駅の待合室からも入れます。で、ひとりですしお茶だけですし、カウンターで。

えきかふぇメニュー

これがメニュー。価格的にもまあ、こんなところでしょう。で、頼んだのは…

大正ロマンブレンド

大正ロマンブレンドという、ここのフラッグシップです。ほっとするホットコーヒーでしたが、小さなお茶請け~クッキーが付いてくるところがちょっとうれしいですね♪

えきかふぇ食事メニュー

ランチタイムにはサラダバイキング付きの日替わり900円がありつつ、その他のメニューも。腹の減り具合でいろいろと選択できそうですね。


旅人なもので、ランチはどうしても地元名物のラーメンや蕎麦などの探索に時を費やしてしまうところですが、何せ一時間に一本のダイヤですから…駅まで戻ってきたけど…20分後?
ならば!えきかふぇSHIRAKAWAを利用しましょう。待合室で缶コーヒー飲んで…節約ならそれもまたいいかも知れませんが、何なら充電もできますし(笑)、ここで落ち着く…なかなか好い時間ですよ♪

不思議な光景

そろそろかな?とホームに上がれば…なぜか常磐線のアイツがここに…これは交直流どっちもオッケーな車両ですが…何故ここに?
検索してみればこれが何と!その後この界隈で運用に就くという…もう就いてますが。これまで直流と交流は黒磯駅で分けられてましたが、それが駅の北側にデッドセクションが設けられることとなり、そこの通過のためにこの車両が導入された、とのこと。


老兵登場

そこへ老兵、登場。ロングシートの二両編成ですが、座れるか立つか程度の混み具合はいつものことです。で、ダイヤが更に改正されたため、今はこの列車が黒磯までは行かずに隣の新白河までとなり、新白河からはさっきの交直流電車…が走るのはダイヤの一部で、日中は主に気動車が運用に就いてます。
この…電化されてるのに気動車がってのは羽越本線などでもデッドセクションでやってることですが、交直流電車はいろいろと金がかかるという面もあるらしいですね。

黒磯駅オブジェ

おなじみのダイヤでおなじみのコースでしたが、今回は今回でまた色々と発見のあった一泊二日の旅でした。特に、面白い店を発見できたことはうれしかったですよ。

ふと振り返れば…長年利用してきたこのパターンもこれが最後だったんだな、と。今後は東京から北上した場合、黒磯から郡山ではなく途中の新白河で分断されることに。新白河で30分待ちかぁ…盛岡着なんて昔より二時間後だし…まあ、そこからまた新たなドラマが生まれてくれればいいのですが。


お読みいただきありがとうございます、じゃあ、次はあの居酒屋で逢おうぜ!


(了)

テーマ:カフェ - ジャンル:グルメ