さてめしアネックス
放浪旅と、名物と
青山2Days(上) 蕎麦屋さんが作った豚丼
青山に呼ばれた仕事でのお昼タイムが都合により前倒しとなって…朝早かったからお腹は空いてるし、その点では問題ないのですが…10時台ではまだどこも開けてないんですよ。
この界隈ならタイ料理店があるのですが、よりによってそこの開店時刻は11:45だし。

そこで思い出したのが、ちょっと歩くけど地域では最安値でお昼を食べられる『ゆで太郎』です。

蕎麦屋が作った豚丼

セットメニューからミニ豚丼付きを選んだのですが、これの外メニュー写真には“そば屋が作った豚丼”とか何とかのPOPがあったんです。で、それがどうかは別として美味しかったんですよ。
かつて牛丼があったと思うのですが(今でもありましたっけ?)、これが脂でぎとぎとぬるぬるで、何というかマニア向けな感じだったんです。

これはそんなことはなく、美味しくいただけました。玉ねぎが細切りなところも…何だかわたしの自作みたいでしたが(笑)、これがなかなか好いんですよ。


美味しく食べ終わって外に出ようとすると、注文してる人が朝メニューを…そうだ、ゆで太郎の朝メニューは11:00までだったから、朝メニューならカレーセットとか¥360-で食べられたんだよ

何かこう…試合に勝って勝負に負けた感じがしましたが、でもまあ豚丼が美味しかったからいーんです。
そんな、早めのお昼でしたとさ。


で、翌日も青山だったのですが、今度は逆の状況に陥ったのです。


(つづく)

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まさか東京で久留米ラーメンが食べられるとは!
たまたま仕事で西新橋~虎ノ門界隈に呼んでいただいたのですが、その日は土曜日だったためにお昼問題が発生するかと思ったんです。
土日祝のオフィス街といえば、立ち食いそば店でさえ定休日だったりもしますし。

さいわいこの辺り、半分くらいの店は開けてるようでした。で、ビックリするような店に出逢ってしまったんです。

くるめや

何と!東京で久留米ラーメンを出す店とは!これに驚かない久留米ラーメンファン…いやいや同志は少なくないと思います。
同じ福岡のそれでも博多ラーメンは結構あちこちにあるのですが、九州とんこつ発祥の地・久留米のそれを出す店はほぼ無いのではないでしょうか。

※その昔、曙橋にありましたが

で、せっかくだからいただきたいと思えども…騙されるんじゃないかという思いもこころのどこかにあったんですよね。
でもまあ、食べりゃ判るさと、この日のお昼はここの『ラーメン 中』を。そうです、久留米だから替え玉なんてものは無いんですよね。で、現地と比べれば価格は高めですが(=プラス¥200-くらい)、それはもう都心の一等地ですから仕方ないことですよ。

で、カウンターで待つ間にふと見れば、かごにゆで玉子と飴が。これは無料なんですよね。これは面白い趣向です。

ラーメン中

出てきて…嬉しくなってしまいました。これですよこれ、まさか東京でこのような久留米ラーメンに出逢えようとは。
中細のストレート麺も、呼び戻しの味わい深いスープも、確実に久留米でした。具はシンプルながら、何とここに“カリカリ”(=豚の脂肪を揚げたクルトン状のもの)まで浮いてるとは!ああ、思い出す久留米の街よ!

ここにわたしはゆで玉子を加えていただきましたが、もうそれだけで充分でしたよ。系統としては大砲ラーメン系ということになるんでしょうか。わたしが伺ったことのある店でいえば、大栄ラーメンがこの感じでした。

※沖食堂とは違う系統

他の九州ラーメンと違ってなかなか東京では食べられない久留米ラーメンです。現地実食された方やご出身のかたがたなら、フェイバリットや馴染みの店など好みもございましょうが、まずは“ここで久留米ラーメンが食べられる”ということだけ以ってしてもありがたい店ですよ。


いやはや、思い出の、そして新しい一杯でした。またこの界隈に仕事で呼んでくれないかなぁ…そうつくづく思った西新橋『くるめや』でした。
とりあえず、お好きなかたにはお薦めです♪

こういうのが増えた
地元のクイーンズ伊勢丹が大改装してリニューアルオープンしたのですが、棚の位置がいろいろと変わったので慣れるまではなかなか目的のものを探しづらい…これはまあよくあることですね。

で、納豆の棚です。ここに面白い動きがありました。

こういうものが増えた

水戸の天狗納豆と越後の大力納豆がラインナップに加わってました。これは面白い試みだと思いますよ。PBとおかめあづまばかりでは面白くありませんし。
特に大力は嬉しいですね。かつてここじゃないスーパーにコーナーがあったのですが、消失して久しいですし。

その一方で、見かけなくなったものも。あれは美味しかったんだけどなぁ…なものもあったんですよ。
まあまたそのうち、消費者からの要望で入荷したりするかも知れません。


生活に多様性を求めるものにとっては、ちょっとだけですが嬉しかった納豆棚の変化でした。

見慣れない産地から直送
隣町のミニスーパーで豚肉を買って帰ろうとしたところ、見慣れないものを見つけてしまいました。

見慣れない豚バラスライス

このサイズにカットされた豚バラもなかなか見かけません。これは豚バラっていうよりベーコンで見かけるカットだよな…なんて思いましたが、驚いたのはそこじゃないんです。

スペイン産直送

何と、スペイン産です。米国産の豚肉やブラジル産の鶏肉は今や珍しくありませんが、これはなかなか見かけません。しかも“スペイン産直送”とは…いや、地球の裏側だし、そんなに急いでくれなくてもいいのですが。

結構安い

で、安いんですよ。今は円安だから輸入ものは…と思うのですが、そう考えると現地ではかなり安いんでしょうね…まあ、所得水準も考慮しなければなりませんが。

中華風豚バラ丼

スペイン産なのですが、別に欧州料理を作ろうと思って買ったわけではないので、作ろうと思ってた中華風の豚丼にしました。
これと玉ねぎ・ピーマンを炒め合わせてオイスターソースや豆板醤で味付けしたのですが、これは案外好かったですよ。肉の柔らかさと脂の甘味が好い感じに思えました。
あと多分、これからの季節なら冷しゃぶサラダとかに使っても美味しいんじゃないか、と。しかも価格も安いし、これはまた機会があれば買いたいですね。

まあ、これもグローバル化ってことなんでしょうね。ギリシャの次はスペインが破綻するとか言われてますが、この肉の輸出は続けて欲しいですね。

レモンケーキのようでレモンケーキでない(ベンベン♪)
ヤマザキデイリーストアで売ってたヤマザキ製のレモンケーキが美味しかった話を以前アップしましたが、ふと見れば隣に似たようなものが並んでることに気づいたんです。

ホワイトチョコケーキ

『ホワイトチョコケーキ』という名前なのですが、見た目というかかたちはレモンケーキのそれです。

生地にトウモロコシペースト

北海道産のとうもろこしを使ったペーストが生地に使われてるとのこと。そこにホワイトチョコってのはなんとも北海道らしい…いや、北海道名産じゃなくてヤマザキ製なんだ。

見た目はレモンケーキ

まるっきりレモンケーキですが、色はホワイトチョコのそれです。そしてレモンケーキと同様に下までしっかりとコーティングがかかってます。
と、いうことはやっぱり…

裏まで好い感じ

ええもう、裏までしっかりとコーティングされてます。これはヤマザキの特徴ですね。で、これが美味しいんですよ。
当然のことながらレモン味ではなくホワイトチョコ味なのですが、生地のとうもろこし感がもう、何ともたまらない味わいですよ。それがホワイトチョコの味わいとミックスされると、何だか北海道に来てしまったかのような…いや、ヤマザキ製なんですけどね。


レモンケーキ好きのかたにもお薦めです。夏は冷蔵庫で冷やしてひんやりといただくのもまた楽しいですよ。


オマケ。

あじさい

あじさいが綺麗な季節です。ふと気づけば、うちの周りにはやたらあじさいがあるんですが、咲いてないと全然気づきませんよね。

味な神奈川(4~最終回) ついに手を出す
これまでにも利用させていただいてた井上蒲鉾店。鎌倉のそれであったり、湘南での仕事帰りに便利な藤沢『さいか屋』地下店であったり、とにかくここの蒲鉾は美味しいんです。
まあその分、価格も価格なのですが

井上の逸品

いつもは『梅花はんぺん』をいただいてるのですが、この日は思い切ってこれにしました。いろいろと…なかなか手を出しづらいんですよ。

貝柱新生

これです。『貝柱新生』です。これ、税込で¥900-するんです。あ、サイズが判りませんよね。スケールを当ててみましょう。

12cm.jpg

12cmです。てのひらサイズです。それなのに…あゝそれっなのにそれなのに~ねぇ♪…美ち奴姐さんの戦前歌謡はさておき、この価格なんですよね。ここでまず、手を出しづらいんです。

※余禄として。これがキーワードになる織田作之助『アド・バルーン』という名作があります。青空文庫で読めます。名作ですよ。

しかも冷凍されてるから、買ったその日は食べられないんです。冷蔵庫の冷蔵室で一日かけて自然解凍しなければならないんです。このもどかしさもまた、手を出しづらい要因のひとつかも。

貝柱の旨み

とはいえいただけばさすがの美味しさです。例によって上質な生地に、これはタイラギの貝柱が入ってるんですよ。それによって少々生臭さを感じる向きもございましょうが、タイラギが好きなかたにはお薦めかも。

で、美味しかったのですが…やっぱり高いな、と。次の機会にはいつもの梅花はんぺんを…まあこれも安くはないのですが。
あ、板付き本寸法の『御蒲鉾』も…もっと高いのですが、あれも一度は、と。何しろ蒲鉾じゃなくて“御蒲鉾”なのですから。

高いのですが、ここの製品はそれに見合っただけの満足感はあると思いますよ。魚肉の佳きところだけを厳選して~丸の魚全体の30%だけを使って作られてる“魚の大吟醸”ですし、そう考えれば逆にお買い得なのかも知れません。


練り物好きのかたは…それこそこの時期なら鎌倉にあじさい見物とか、そういう帰りのおみやげに是非どうぞ。
とはいえこれは好みが分かれるかもしれないので、一番のお薦めはやっぱり『梅花はんぺん』ですね。これはもう、わさびと醤油でいただけば、生魚の刺身を凌ぐ美味しさです♪


全4回と短めな特集でしたが、神奈川の食も面白いですよ。仕事や観光で行く機会のあるかたは是非、色んなものを探ってみてください。


(了)

味な神奈川(3) 実は有名店みたいでした
湘南と来て横浜と来れば、ここはやはり川崎も扱わねば…そう思ってたところで川崎での仕事が入りました。

※大雑把な分けかたですが、沿岸で考えれば川崎・横浜・湘南、みたいな

とはいえ、世間一般が想起する京浜工業地帯の川崎ではなく、内陸部~小田急線向ヶ丘遊園駅周辺の話です。

この駅、まるで近くに遊園地があるかのような名前ですが…かつてはあったんです。しかもここからその遊園に向かうモノレールまであったんです。
でもまあ、浦安ネズミーランドひとり勝ちの時代となりましたから…(以下略)。

川崎市多摩区となりますが、多摩区役所はここが最寄り駅でもありますね。でもって地域開発に小田急がからんでたからなのか、今でも急行停車駅でもあります。

そんな界隈に仕事で呼んでいただきましたが、その日は日曜でしたし、お昼問題が発生するかと思ったんですよ。
そしたら…古くからやってそうな、小さなとんかつ屋さんがあったんです。外に出されてたメニュー~お得なランチメニューなのですが、それなりに高いのはとんかつ屋さんには付き物(=¥800~ 1,200-)。これはまあ、しょうがないですよね。

にしてもここは…とんかつ類の揚げ物だけでなく、何故か『刺身定食』も。それだけでなく、刺身とロースカツやヒレカツとのハイブリッドな定食類もあるんです。

自家製マヨネーズ

初めてのとんかつ屋さんともなればまずは『ロースカツ』を頼むのですが、ここはもしかして凄腕かも…と思い、『ヒレカツ定食』をお願いしました。

で、待つ間。カウンターでしたが、ふと見ればソースなどに混じって…というかむしろメインとしてその存在を主張するかのように《自家製マヨネーズ》がっ!

インディーズのとんかつ屋さんの場合、たまにありますよね。それがサラサラなタイプだったり、こってりとした市販のそれみたいだったり…これは市販のそれ風みたいな半固形な感じでした。

ヒレカツ定食

登場しましたよ、『ヒレカツ定食』が。で、このヒレカツが…揚げ立てとはいえ、こんなに柔らかくて味わい豊かなそれは初めてでしたよ。
普通、ヒレでもロースでもそれなりに歯応えを伴う硬さがあると思うんですよ。でもこれは果てしない柔らかさで、そして肉々しい味わいで…多分わたしはいただきながら、無駄に笑顔だったかと思います。

ご飯も多めだったのですが、味噌汁は何と豚汁でした。薄揚げや豆腐、そして根菜や豚肉まで具だくさん…こんなしあわせを味わって…好いのでしょうか。
でもって付け合せの野菜類には自家製マヨネーズですよ。これがまたたまらん美味しさだったんですね。こんなにしあわせの連打なんて俺…明日死ぬんじゃないだろうか…いやそこまでは申しませんが、それくらいしあわせでした。

多分、ロースカツもたまらん旨さなんじゃないかと思いつつも、後から入ってきたお客の半数…いや2/3は『刺身定食』を注文してたんですよね。
立地からすればお客はほとんど地元民でしょうから、揚げ物系はすでにいただいて楽しんでるのでしょう。一方で刺身はその日その日で内容が違い、しかも地元神奈川に揚がった根多の4~5種類盛りみたいでしたから、そちらを選ぶのかな?とも。
日曜日でしたしね。地元民に取っては、ケではないハレの定食だったのかも知れません。


あとで調べれば…老舗の有名店のようでした。なるほど納得といったところですが、老舗=美味しいって図式は確実ではありませんし、ここは質を落とすことなく頑張ってる店なんだろうな、と。そこに拍手を送りたいですよ。

またこの界隈に呼ばれたならばロースカツを試さねばと思いつつも…刺身も気になるんですよね。マグロ刺しとロースカツとか、そういうハイブリッドな定食もありましたが、機会あればロースカツを食らってみたいと思いました。


(つづく)