さてめしアネックス
放浪旅と、名物と…
風物詩を眺めつつ
郊外でのひとときです。

泳ぐ3

こういうものが空を泳ぐようになるともう、春というよりは初夏を思うのですが。
これは、とある団地内の公園です。都心でこいのぼりは、なかなかお目にかかれません。

そぼろ魯肉飯風

この日の弁当です。粗挽きのひき肉というのが近年出回ってて、これが面白いんですよ。それを炒めてそぼろにしたら、いつものそれとは全然違うものになって面白いかな?と。
そこをもうひと押しして、味付けは台湾名物の『魯肉飯(ルーローファン)』風にしました。うちに五香粉もありますし。

これは美味しかったです。エスニックな香りで、冷めててもご飯が進みます。

泳ぐ2

で、ときどき空を眺めると、風に乗って泳ぐこいのぼり…これは好いですね。平日お昼ですから静かですし、他に誰もいないし、風物詩をひとり占めな、郊外でのお昼でした。


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春の味
大家さん(=高齢女性)からいただく、恒例の春の味です。

たけのこご飯1

今年も『たけのこご飯』をいただきました。これは毎年たくさん炊いて、近隣の皆さんにもお配りして、ご近所皆んな(=江戸時代で言えば同じ長屋の皆さんの範囲でしょうか)で楽しんでる…そういうものなのですが。

※似たような例。今は廃業されて、店舗部分も自宅の一部として改築されて悠々自適な肉屋さんが作った美味しすぎるカレーをかつて、わたしも結果的にお裾分けに預かったことことがあります。肉を知り尽くしたプロが作る牛肉ごろごろの肉々しいカレーですから、たまらん美味しさでしたよ!

今年も美味しい、たけのこご飯でした。いただいたのはこの倍の量で、二食分も楽しめたところもうれしかったですよ。
木の芽もついてくるところも、季節感が盛り上がります。スーパーとかで買っても、これはさすがにないですし。こういう気遣いが…大家と店子の間柄でもうれしいものです。

たらの芽とコロッケ

プラス、故郷の親戚から送られてきたという『たらの芽』を、定番の天ぷらに仕上げたそれもいただきました。近年、その親戚が栽培されてるそうで、これも美味しかったですねぇ♪

で、コロッケが見えますが、これは大家さんが何となくひさびさに作ってみたとのことで、好かったら食べてね、と。
これが今までに食べたことのない美味しさで…コロッケではあるんですが、何かいわゆるコロッケとは全然違うんですよ。中の具が粗挽きで、肉はミンチじゃ無くて細かく刻まれた牛肉で…いやそれだけじゃないんだ。
これ…何だっけ?と、いただきつつ考えて…この甘味と…ほのかな酸味は…う~む…と。
いや、ご飯でも酒でもパンでもガンガン進むくらいに、とっても美味しかったんですけどね。ソースとかかけずにそのままで、涙が出るくらいに美味しいコロッケでした。

翌日、その謎について伺えば、隠し味的にケチャップを、全体量で計ればほんのちょっとだけ加えたのよとのこと。なるほど!それだったか!
当然、ケチャップと気づくような味ではないのですが、ただでさえ美味しいコロッケがさらに立体感を増してるんですよ。
なるほど、表に出ちゃダメなんだ、これが隠し味の醍醐味なんだなと、痛感いたしました。

まあ…詳しくは書きませんが大家さんは料理のプロですから、美味しくて当たり前なのですが、その当たり前を超えた味を作り出すところがさすがにプロだな、と。料理は奥が深いですね。

大先輩の作る、参考しまくら千代子な美味しい春の味でした。


同じ金額で
自転車行動中に腹が減ってペダルを踏もうにも力が入らない…そういうときに街角ベーカリーを発見できれば、そりゃもう補給食のために立ち寄るのは必然ですよ。

で、いつもの幹線道路の混雑を避けての裏道を…腹ペコで走行中に、前々から目に付いてたベーカリーのそばを通りがかり、まあこれも何かの縁だと思って停車して、そこに入ってみたんです。

そこは“天然酵母”とか“国産小麦100%”とかを売りにしてるところだったので、少々気がかりはあったのですが、まあこちらは腹ペコでしたし。

気がかりというか、ある種の不安は的中してしまいました。狭い店内に並べられた各種は、種類はそう多くないものの…街角ベーカリー好きにとってはおなじみにしてワクワクするそれらが…並んではいるのですが…この値札は…?

えーっと、サイズ的には全て普通のそれですよ。で、それをトレー&トングでピックアップして…お馴染みのスタイルですが、ただ…これはと思った…デニッシュみたいなそれにチーズをふんだんにあしらったそれが¥380-もするんです。で、狭い売り場を見渡せば、全て基本的に…片手の手のひらに乗るサイズで¥400-前後なんですよね。

で、もうひとつ気になったものに、ある野菜をふんだんに使ったそれの…いいですか皆さん、1/4サイズが“お試し用”として置かれてて、これが¥220-なり。中華まんよりふた回りくらい小さなサイズのパンの、1/4のそれですが、この価格です。

こういうところはある意味、困りますよね。こんな価格帯じゃ俺、買えないわと思っても、既にトレーとトングを手にしてますし、何か買わなきゃ出るわけにも…と。

結局、そのデニッシュみたいなのと、お試し用1/4を買って、合計¥600-なり。近くの公園でいただきましたが、大しておなかが膨れることもなく、でもまあしょうがないじゃないかと、その後もペダルを踏み続けました。

そこでふと思ったことが。高額でしたが、確かにそれに見合う…いやそれ以上の美味しさだったんです。こんなパンをいただく機会はなかなかないんじゃないか、と思えるほど。
でも、“高いけど美味しい”と“美味しいけど高い”は違うんですよね。高いけど美味しいならば、機会あらばまたいただきたいと思うものですが、美味しいけど高いってのは…もういいやというか、次は無いってことですよ。

私の生活レベルでは、利用できる店ではなかった、ということで。
よい勉強になりました。

かき揚げそばが同じ価格

同様のコースで走ってる際の…やっぱここかな?これはむしろ補給食というよりは、もっとちゃんとした食事の類ですが、環七沿いの、高円寺界隈の立ち食いそば店です。
店員さんが、あるときから何故かインド系になった不思議がありますが、ここは昔から安定して美味しいです。タクドラトラドラの皆さんに愛されてる店ですし。

で、コアタイムともなれば皆さん、広い歩道に散らばって楽しむ、と。自主的に展開されたテーブル類も含めて、それの合法違法はさておき皆さん譲り合いながら楽しんでる、と。何だか…アジアですよね。
この『かき揚げそば』が、あのチーズ系惣菜パンと同じ価格なんですよね。細めで黒いそばは生蕎麦系並みに味わいやコシも面白いですし、メニューの多種多様さもまた面白きかな。

わたしはやっぱり、こっちでいいわ。天然酵母とか国産小麦とか、確かに美味しかったんだけど…その場でわたしが求めてたのはそこじゃないですし。
その店は確かに美味しかったので、今後も富裕層向けに頑張っていただきたいと思いつつ、この立ち食いそば店にも今後ずーっと我々のために頑張っていただきたい…そんなことを思って身の程を知った、とある春の日でした。


あなたへのおすすめ
『GIGAZINE』の『今日のヘッドライン』をつらつらスクロールしつつ、気になったところをクリックしてリンク先を閲覧…これはよくある日常的光景ですが、それがYouTube動画の貼り付けだった場合は、鑑賞後におなじみの関係動画が表示されて、その中には“あなたへのおすすめ”もひとつくらいは含まれるのが常ですが。

さっき、こんなことがありました。おねーさんが日本酒を紹介する動画コンテンツを始めますよ!みたいなそれで、ファンの方には申し訳ないのですが、その茅野愛衣さんという、知らなかった…声優さんなんですね、そのおねーさんの動画を見終わって出たそれが…

おすすめ

えーっと…左上から時計回りに…ネコ・三波春夫・アイアンメイデン・ネコ・橋本環奈・ネコ…半分がネコでした。
これ、全部茅野さんや日本酒とは関係なさそうだから…全て“あなたへのおすすめ”ってことですよね。
いや、三波春夫とメイデンと、そして右下の“まる”は身に覚えがあるのですが。

※“まる”の動画はチャンネル登録してますし

あー、Googleからはわたし、こういうひとに見られてんだ…そんなことを思った、突然の“あなたへのおすすめ”でした。

煮干し楽しや(下) 高知県ではメジャーだそうです
親友用にと『えそ煮干』を買いにいったところ…これも送らねばと、自分で試す前に自分用と親友用とふた袋買ってしまったのがこれです。

とんごろ!

『とんごろ』です。いいですか?“とんごろ”ですよ、“とんごろ”。
何なのよ?これ。

魚好きではありますが、こんな名前の魚に出逢ったのはそれこそ、へその緒を切って以来初めてですよ。
日本は深いですね。

ひれがイエロー

これは高知県産なのですが、調べてもなかなか要領を得ません。ただ、高知県ではお馴染みの魚で、鮮魚としても流通してるらしいというところまでは解りました。

で、標準和名は『トウゴロウイワシ』といって、見た目からイワシと呼ばれてるものの、実際はボラなんかに近いそうです。確かに、体型がちょっと違うなと思ったんですよ。多少ですが、背中がずんぐりした感じに盛り上がってるし。

この辺が盛り上がってます

ここここ!背びれのところが何だか極端に盛り上がってるような感じなんです。これは確かに、イワシ的じゃないですよね。


で…何故だか、ひれの色がレモンイエローってのは…ちょっとオシャレですね。ポイントで蛍光色って、何だか昔のサーファー…っていうか、陸(おか)サーファーか。

意味の解らない若い世代の方はご両親に訊いてみて、家族内コミュニケーションを盛り上げましょ…あ、逆にそれが触れられたくない話題だった場合は逆効果か。
とりあえずさりげない話題から、親が陸サーファーでは無かったとか確認できて、そういう確信を得てからでしょうかね。
現在20代の方々は、それが家庭内に埋まってる地雷かも知れません。安易に踏まぬような日常的気遣いがひつよ…何の話でしたっけ?

固い鎧

そうそう、とんごろで取っただしでした。
閑話休題。だしを取って引き揚げたとんごろにビックリ!何と、身体が硬く細かいウロコでびっしりと包まれてました。しかもそれが繋がってて…これではまるで鎧ではないですか。
それもあって、だしを取った後に調理人の特権としてパクリと…これには向きません。ウロコの口当たりが悪いってのもあるのですが、身も出し殻というか、旨みは残ってませんし。
でもその分、酒につまみに乾燥したそれをそのままポリポリ齧るのには向いてますよ。ウロコの部分がクリスピー(爆)!身もサクサクしてます。

だし自体は普通のカタクチイワシのいりこよりも、甘めであっさりとした好いだしが取れました。見た目は似てても種別では異なるし、それが煮干という存在となれば明らかなる差異が生まれますよ。

甘くてあっさり

で、この味わいを活かすにはと考えたら…やっぱり『にゅうめん』になってしまった、と。これもまた美味しかったんですよ。
瀬戸内育ちで、うどんつゆにはいりこだしでしょう!とおっしゃる同志には、それのあっさり版としてお薦めできるかな。瀬戸内つながりで考えれば、コシ命の讃岐うどんにはそれなりのパンチも必要でしょうから…やっぱりそうめんなのですが、小豆島とか播州とかのそうめんをにゅうめんで楽しむとか、そういうのがまずは楽しいかと思います。


今回の、レア煮干二種。それぞれに美味しかったのと、どちらもあっさり目で甘めな味わいだったところが計らずも共通。
これはあれですね、えそ煮干は長崎産だったこともありますが、九州のあご(トビウオ)だしに慣れてる方には、そこから青魚要素を除いた味わいとして、とんごろ煮干はいりこ文化圏におけるあっさりめなだしとしてお薦めできるかも。
そのどちらでもない、カツオやサバなど節文化圏や昆布命のかたがたには…たまには煮干だしもいかがですか?面白いですよん♪


で、あの店には他にも試してみたい煮干が他にもあったので、先日買い物途中に伺ったところ…シャッター降りてる…他店舗で解体が始まってる…移転のお知らせを貼ってる店がある…いよいよここ、終わってしまうのか?
う~む…また時間があれば覗いてみようかと思いますが…。

とりあえず、今回のアップに感じるものがあったかたは是非、地元にあれば地元の乾物屋さんを、よく見るネット上の仮想商店街に乾物屋さんがあれば、そこをちょっと覗いてみましょう。
そこにはきっと、未知のだし世界が広がってることかと思います。特に煮干類の豊富さには…だし好きは驚嘆されるかと思います。

レッツエンジョイ!煮干ライフ!


(了)

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煮干し楽しや(上) これを煮干しにしたのか!
粉末だしやだしの素は便利だし、特に厳選素材のだしパックなんて美味し過ぎるしで、日常には欠かせないものかも知れませんが、ひまなときなんかに素材からだしを取ってみるのも面白いですよ。

下北沢北口

ひまだったある日、ぶらぶらと下北沢へ。最近は住民税も、長時間待たされかねないタウンホールの区役所支所ではなくコンビニで払うようになったので特に目的はなかったのですが、あのエリアは今…というのも気になったんですね。
ええ、北口の、戦後焼跡闇市みたいな、スーパーじゃないマーケットプレイスですよ。

まだかろうじて残ってます。今は昼から飲める店とか、そういう店もあるのですが、昔からやってる鮮魚店や青果店や、そして乾物屋さんがあるんです。

えそ煮干し

その乾物屋さん。かつて、あごだしなどはここで初めて買ったものですが、いろんな煮干があるんですよ。今回はその数ある中から、思わず身を乗り出した『えそ煮干』をいただきました。

えそといえば実家のほうでは、鮮魚店やスーパーには大抵これのすり身の団子が並んでて、それを椀種にしたりしてます。その白身の上品な味わいは蒲鉾の原料としてもおなじみですね。

顔が怖い

それを煮干にしてしまうとは!あ…申し遅れましたがこれ、長崎産です。長崎のかたは奢るねぇ…ていうかえそ、顔が怖いです。しかも干上がってますから尚更です。何だか…デザインはH.R.ギーガーですか?みたいな。

ところがこれ…見た目だけでなく、だしも驚きの味わいだったんですよ!オクサン!
青魚のようにガツンとくるパワーではなく、ひたすらあっさり上品で甘く優しい味わいなんですよ。顔は怖いのに。

甘くて上品な味わい

これを最大限に活かすにはあれしかない!と思ったのが『にゅうめん』。
いや、うどんでも好いのですが、ここまで上品だと素麺のほうがお互いを高めあってくれると思ったのです。
正解でした。具とか要りません、刻みネギだけで結構です。だしそのものの甘味を味わいたかったのでみりんや砂糖などは加えず、少量の酒と醤油だけで充分でした。いやはやこれは、しあわせになれるだしですよ♪

しかも、余談中の余談ですが…だし取ったあとのえそが…美味しいんですよ♪さすが、えそです。だし取ったあとも淡白ながら好い甘味と深い味わい…これをパクッとやるのは調理担当者の特権ですね(笑)♪

で、これはあのひとにも味わってもらいたい…と親友の顔が浮かんだので、ひと袋送ろうとまたあの店に買いに行ったところで…何だか見慣れない名前の煮干も見つけてしまったんです。


(つづく)

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【ご飯ファンクラブ】 好い意味で予想外!
帰省みやげ…じゃなくて、帰省旅復路編みやげか、そういうものです。乗り継ぎ時の熱海で見かけて、今度こそはと買い求めました。
いや、以前買った同種のものが…ガッカリとまではいいませんが、そんなでも無かったので。

わさびおかか

『わさびおかか』です。伊豆半島はわさびで有名ですから、この手のものも多いんですよ。
まあ、生ふりかけの類ですね。

伊東の産

伊東の産です。で、茎わかめ入りとは面にも書かれてましたが、野沢菜も入ってて…ん?わさびのシャキシャキ感に期待があったのですが。
そして、かつお節ではなくさば節です。これで…いいのか?

ちょっとビックリ

包装を開けてビックリ!発泡スチロールの箱に入ってるなという感触はあったので、その中に詰められてるものかと思えば…さらにパックで、と。

食感のハーモニー

もう何が何だか…と思いましたが、味見してみればこれが予想外に好かったんですよ。茎わかめのコリコリ感と、本来ならわさびのというところですが多分野沢菜のシャキシャキ感、そしてわさびの香り辛みにさば節のしっかりとした味わい…これでいいです。充分です。ご飯が止まりません。

本気でわさびをふんだんに使おうものなら、こういう価格帯では買えるものではないですし、原材料をうまく調整して…ある意味お買い得なわさび系しっとりふりかけを作った…といったところでしょうか。
これ、冷や奴に載せても美味しかったし、それこそおむすびの具になんて楽しいでしょう。
これは買って好かったです。


以前やっぱり熱海でこの手のものを買って、葉わさび佃煮ということだったんですが、実際の中身は芋づるがほとんどで…わさび風味ではあるんだけど…というものがあったんです。
今回のこれ、まあこれならいいかな?と。こういうのは、悪く言えば買う側がそもそもリピートする可能性が低いし、選ぶのもなかなか難しいですよね。
とりあえず、原材料は確認すべきでしょうね。