さてめしアネックス
放浪旅と、名物と…
七転八倒北海道(7) 初めての旧国鉄代行バス路線
そしてバスへ…初めての土地でバスに乗るのって、ちょっとした不安とたくさんのドキドキワクワク…ふたつ我にあり、ですよね。

興部行き

興部行きと下川止まりを合計すれば一日に14 往復あるのですが、朝夕中心だから日中のダイヤは薄いんですよ。で、これはかつての国鉄路線・名寄本線の代替路線でもあるんです。もっとも名寄本線、興部(おこっぺ)からはオホーツク海沿いに南下して遠軽(えんがる)まで行ってたんですよね。

雨の車窓風景

中心地から郊外への夕方便ですし、部活帰りの学生さんや買い物帰りのかたがたでほぼ満席でした。郊外に出ればひたすら真っ直ぐな一本道を行く…これは自転車のときと変わりませんが、バスだとまた感じが違いますね。
ペダル踏んでないからっていうのではなく…これって鉄道とも違うんですよ。まあ、外は雨で、次第に激しくなっていったのですが。

結局、かつてはここを鉄道が走ってたという…鉄道好きとしてそういう思いがあるからなんでしょうね。
何だか…目覚めてしまいました。こういう、かつて国鉄線の通ってた跡の路線バスの旅ってのも面白いんじゃないか…余裕があればやってみたいですね。

下川町キハ22

約30分で下川町のバスターミナルに到着。途中で降りる客はほとんどいませんでしたが、ここで半分くらい降りました。
そしてこれが…今夜の宿です!キハ22です!ええもう、わたしが大好きな、そして名前の一部をHNにも使ってるキハ20系の北海道仕様ですよ。

キハ22足回り

そこに泊まれるんですから…その存在を知ったときに“いつかは…”と思ってましたが、なかなか機会を作れず今に至ってました。
で、正式名称は何と、そのままの名前…『気動車』と言います。昭文社『ツーリングマップル北海道』では“下川町気動車”と紹介されてますが(52-G4)、正式には『気動車』です。

使用許可申請書~焼肉用

まずはバスターミナルの一角にある管理事務所で申請書類を書かなければならないのですが、それさえ書けば南京錠を開けて下さって無料で利用できるんです。

※写真は車内にあった予備

で、二両編成のうち今回利用させていただいた一両目(=『気動車A』)は宿泊用なのですが…

焼肉用

二両目の『気動車B』は“焼肉用”らしいんです(笑)。話を伺えば、ここで週末などに地元の皆さんで焼肉パーティを行ってるらしいんです。

下川町気動車内部

客車を使った宿泊施設というのは興部などにもありますが、キハってのは全国的にも珍しいんじゃないでしょうか。
当然、お馴染みの広さです。あ、車両内には後ろ側の扉から入ります。

反対側から

反対側から。右奥に掃除機が見えますが、ここの使用規則として“退出時に掃除してから出る”というのが。まあ、これは他の公共系ライハでもそうですから、おなじみのことですが。
今は亡き『新得駅前ライダーハウス』とか、有料だけど『鏡沼海浜公園キャンプ場』のライハとか…まあ、プレハブの“スーパーハウス”でしたが、そうじゃなくても掃除しての退出は、当然のこととこころがけたいものですよね。

流しもあります

室内…って言うか運転席側のデッキに流しがあります。これはありがたいですね。


で、ひと通り見て回って…食料問題があります。これはバスターミナルに行って伺うと、スーパーがあるということで…バスで来る途中にセイコマも見ましたが、ここからはちょっと徒歩圏内ではないんですよね。
しかも、雨は次第に勢力を増してきましたし。

下川町の胃袋

スーパー『Qマート』です。ここで大抵のものは揃うのですが、食品や日用品だけでなく、小規模ながら衣類まで販売してました。
実は…持ってきてるはずの薄手のフリースもザックに入れてなかったことが判明したのですが、まあいいかと思いきや…何だかこの日は肌寒かったんですよ。

いつものように自転車が一緒だと、冬用のサイクルジャケットも持参してますから、オフタイムで肌寒いなと思えばそれを羽織ればよかったのですが…。

長袖の何がしかが欲しかったのですが、ここで薄手のスウェットも買えました。Qマート様々な下川町でした。


(つづく)

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七転八倒北海道(6) 風呂は名寄で
そこへ向かいつつ振り向けば…

キマロキ遠望

一見、客車を含む編成に見えなくないですが、キマロキです。
好い姿ですね♪

北国博物館

その傍に『北国博物館』という施設があり、まあこういうのは道内各所にありますからいちいち見なくても…そう思いつつ時間つぶしで入ったのですが…時間つぶし程度の認識では時間が足らなくなるほどの内容でした。

特に…道北の宿命ともいえる地盤の泥炭問題とか、これは道北好きの…特にサロベツとかオロロンラインとか好きで訪れるひとには(=わたしがそうですが…)、ただ景観だけではなく、このような宿命とかを是非学んでいただきた…まあこういうのは一般にはどうでもいいか。
でも、面白いというか、ぞくぞくしますよ。

とりあえず、NHK『ブラタモリ』が好きなかたなら楽しめるかな、と。泥炭地~湿地をいかに克服してきたか…こういうのもまた、“男のロマン”ですよ。ちなみにここでは、キマロキグッズも販売してます。わたしは手拭いを買いましたが、これがかっこいーんですよ♪

ロータリー車は幡生工場制

とても面白かった北国博物館をあとにして、再びキマロキへ。
掲示物を見て、ロータリー車が幡生(はたぶ)工場製だったことに激しく驚きを。そこ、実家からそう遠くないんですよ。
冬に雪で悩まされることも基本的には皆無なところで、このような雪対策車両が造られてたんだなぁとか思うと…まあ冷静に考えれば逆にそうですよね。冬期に雪で閉ざされるところで製造しても、そこから他に出せないし。

キマロキかっこいい

やっぱ、かっこいーですよ♪定期運用ではなく、ここぞという…皆さんがお困りのときに登場して雪を吹き飛ばす…ヒーローですしね。


そしてその後。この地で行っておかなければなんないイベントのその2です。
今回の宿泊場所には風呂が無いし、街に銭湯も無いので、どこかで使う必要があるんです。その地にも温泉があるのですが、そこへのバスが…往路は問題なさそうながら、復路は到着の二時間後…そこまで湯船で時間つぶせねーべさ!

線路からはこのように

名寄に銭湯を見つけてたのですが、そのスタート時刻までキマロキや北国博物館を見学して、ちょうど時間となりました。
そこへ向かう途中、またキマロキを…横から一望。これが宗谷本線の車窓から見る、いつもの風景なんですよ。

ゲルマ鉱石浴の日の出湯

そして、ゲルマ鉱石浴の『日の出湯』のお世話になりました。北海道の銭湯って、東京とは見た目が違いすぎるので一見判らずに、“この辺なんだけどなぁ…”とか言いながら通り過ぎそうになってしまいますが、豪雪地帯ですからね。造作の違いも当然でしょう。

規模は大きくないものの、お湯がやたら熱くてシャワーが水で…あ、稚内『みどり湯』と同じだ。
浴室内の造りも何となく、みどり湯と似てましたし、北海道の…少なくとも道北の文化なのかもしれません。
好い銭湯でした♪きれいな脱衣場で、テレビを観ながら何となく過ごす入浴後…涼むこの感じもなかなか好いんですよ。
あの辺で、お湯を使う必要のある旅人にはお薦めです。

堂々たる駅舎

そして、名寄駅に戻ってきました。この駅舎は、何度見ても重厚な姿が美しいですね。

路線が大体判った

バスセンターの待合室に掲げられた時刻表で、路線の概容が解りました。名寄駅前が終着点なんじゃなくて、ここから先の市立病院が終着点なんですね。そして反対側は、下川を通って興部まで行く…あ、これも難読地名として有名ですが“おこっぺ”と読みます…何となく響きがかわいいですが、その興部まで、と。

翌朝は名寄始発の稚内方面行きに乗りたかったのですが、ここでバス時刻を調べられました。宿泊先から始発バスで出れば、充分間に合います。

北海道上陸まではたくさんの忘れ物をしましたが、上陸後は準備万端です。バスで今夜の宿泊地に向かいました。


(つづく)

七転八倒北海道(5) 名寄といえばキマロキ…ようやくです
今回の一泊目は、この名寄(なよろ)ではなく、ここからさらに移動した先なのですが、そこへアクセスする肝心の交通会社『名士バス』のHPが…この時期にして工事中で、事前には全く情報を得られなかったという…観光客にとってはピークシーズンなのですから、工事やってる場合じゃねーべさ!

バス時刻表

で、名寄駅までやってきて、駅構内に貼り出されたそれでようやく時刻とか本数とかガットできました。なるほどこれに乗ればそこまで行けるな…でも本数少ないから結構時間あるな…じゃあ…

そこでいくつかの問題を解決しなければなりません。まずは宿泊問題です。ここからバス移動した先の、自治体がやってる無料宿泊施設~無料ライハは予約とか申請とかが必要らしいので、一応電話を入れて…入れたら…何か違うような…間違ってたらすいません、そちらはあれの利用申請関係なのではないでしょうか…ああ、それもこちらですよ、と。
ああ、よかった。

そこは自治体の施設であり、そういうわけで土日祝などは自治体イベントなどでもよく使用されてるらしく、そういう場合は宿泊利用が出来ないらしいんですね。
今回はそれ、問題ありませんでした。平日でしたしね。で、現地での手続き方法などを教えていただきました。

道がやたら広い

バスの時刻まで結構な時間がありますから、北海道らしく…むやみやたらと広い道に出て、長年気になってたスポットへと歩を進めました。

見えてくる

これです。最北へと向かう際、下りの名寄到着直前/上りの名寄出発直後に毎年観てた…車窓のあれです。

車掌車

まずは終端の車掌車と、その前にはD51が。

ロータリー車

そしてその前にはロータリー車とマックレー車が。

長い編成

そして先頭には9600形が…そうです、静態保存の『キマロキ』です!
最北を訪れるようになってもうかれこれ…9年目になるのか。その間、毎年車窓から眺めては“いいなぁ…近くで見たいなぁ…”と思いながらも、何せ本数の少ない宗谷本線ですから、一本遅らせたら次が二時間後とかで済めばいいほうで、もう後が無いって場合もありますしね。

階段があります

車窓から見えない反対側には…何とステップが設けられてるではないですか!名寄市、ナイス!

中に入れます

ここから中に入れるんですよ。ふふふ♪

釜

釜です。何かペダルを踏むか何かすると、この扉がパシッと開くんですよね。

振り向けば石炭

そしてその向かいには、テンダーの開口部が。ここから石炭をシャベルですくって、釜に放り込むんですよね。

運転席

それにしてもこの狭い空間で…確実に腰に悪いですよ。
で、運転席ですよ。もちろん、座りますよん。

速度計

速度計です。120km/hまで書かれてます。

座ってみる

窓から顔を出してみました。何かいいですね、こういう展示は。大人のためにある展示ですよ、これ。

マックレー車

マックレー車の開口部です。ここから線路脇に積もった雪をかき込むんです。

キ911

これがマックレー車全景ですが、ちなみに“キマロキ”という編成の通称は、前から機関車・マックレー車・ロータリー車・機関車の頭文字を取ったものです。

キ604

マックレー車が集めた雪は、このロータリー車が遠くへ吹き飛ばします。これも中に入ってみましょう。

ロータリー車のボイラ

ロータリー車というからには、回転する羽根があるのですが、それにも当然動力源が必要なわけで、そのためのボイラがこれです。
走るための動力は持たないのですが、ロータリーのための動力と燃料と水は持つ…当然、自重はかなりのものとなり…

ライト類は点灯

そんなわけで、重い編成だから補機が付いて後ろから押すのですが、ここの展示でいいなと思ったのは、ライト類を点灯させてるところですよ。

ちから強い

よく手入れされててピカピカなところもうれしいのですが、ライト点灯によっていのちが…こういう話はいいか。

がっちりと

がっちりと繋がってます。豪雪地帯の線路を守り続けた誇りを感じる展示ですよ。しかも、当然といえば当然ですが無料公開ですし。

準鉄道記念物

“準鉄道記念物”と書かれてます。尾灯もちゃんと点灯してますよ。

素晴らしい展示でした。名寄市に感謝です。降雪期は保護のため雪囲いのシートがかけられるので見学できませんから、興味のあるかたには9月いっぱいか…来春以降の名寄訪問をお薦めします。


で、まだ時間があるので、向かいにある施設へも伺いました。


(つづく)

はみ出る美味しさ(笑)!
停滞してた台風10号が…何でこっちに来るんだよ。戻ってくるんじゃないよ。しかも途中でぐいっと進路を北に変えるし…またもや関東直撃かよ、と。
影響を受けそうな皆さん、お互い気をつけましょうね。


さて本題。ちょっと小腹が空いたときにサンドウィッチなんてのは手軽ですが、実は結構カロリーが高いんですよね。
そう考えると、忙しいとき用なだけでなく、少食なかた向けともいえるかも知れません。

で、たまに利用することもあるのですが、ローソンで売られてるそれが面白かったんです。

ロースハム

『ロースハム』です。ハム以外のものも挟まってますが、この“パンからはみでる芳醇なハム”というのがですね…

はみ出る美味しさ

裏はこういうことになってる、と(笑)。
ひとによっては“それがどうした”となるのでしょうが、わたしには何だかこれがおかしくておかしくて、もしかしたらわたし…“パンからハムがはみでてもおかしい年頃”なのでしょうか…って、そんなもんあるかい!

よく解りませんが、ちょっとリッチな気持ちというのはこういうことなんでしょうか。はみだしてるだけでなく、香りも好いですよ。泡の出る、冷たくて苦い飲み物も欲しくなったりする香りです。

小腹が空いたときにお薦めです。これは今後、ずーっと売ってて欲しいですね。


それだけじゃあ何ですから、うれしいニュースをひとつ。
待ち続けてたメタリカの新譜がようやく!発売日も全世界’16/11/18と発表されました♪
それに先立ち、フラッグシップチューンの公式PVも公開されたら…10日間で900万viewに迫るほどの沸騰振り!

youtube『Metallica: Hardwired (Official Music Video) 』



前作が'08年ですから、ようやくというか…でもわたし同様に皆んな待ってたんだね!二枚組だそうですし、11月が待ち遠しいですよ。えっ?これのどこがうれしいニュースなのかって?まあ、とりあえず全世界で1000万人は喜んでることだと思いますけどね。

で、明日から北海道編を再開いたします。

看板に笑わせられたので、後日入ってみた
北海道の旅日記はちょっとお休みして、身近な話を少々。


この写真を見てピンッ!と来るかた…特に東京在住者でなければ、アナタはディープ東京の偏愛者…じゃないですか?

北千住暮色

北千住です。商店街が縦横無尽に展開されてて…うち辺りもそうですが、こちらはちょうど反対側に当たるので、またちょっと違った感じが楽しいのです。
まあ、あんまりガラが(以下略)。

友人のライブがあったので、ひさびさの訪問でしたが、商店街大好きなわたしにはテーマパークのような面白さがあります。
で、西口から日光街道へと向かうメイン通り『きたろーど1010』。これは三遊亭円丈師匠の、北千住を舞台とした名作『悲しみは埼玉に向けて』にも登場しましたが、“きたろーどいちまるいちまる”と読みます。読むんですが、そのこころは…1010=せんじゅう≒せんじゅ…と。

それはさておき、日光街道に向かってゆるい坂道を下っていくと…

初代そば介

誰だ!これ(笑)。初代…そば助ぇ?
合成で作られたものでしょうが、こういうノリって好きなんですよ♪

飲めるそば屋さん

前に回ってみれば、蕎麦屋さん…っていうか、飲める蕎麦屋さんってところかな?と。
ただ、蕎麦が自家製麺で十割だったり、究極の塩だしという…醤油を使わないらしいそれで食すスタイル…これは面白そうじゃないですか。
看板に笑わせていただいたことですし、ランチタイムもやってるようですから、機会があれば…ではなく、機会を作って拙者もいただきに参るか、となりました。

きたろーど1010

さて後日。常磐線千葉方面でのレギュラー仕事の帰り…いつもは弁当持参かアウトドア寿司なのですが、この日はこのために『そば助デイ』といたしました。

そば助北千住店

ここです。あの日見た『そば助』です。店頭のウルトラマンが…改めてよく解りませんが、こういうセンスはやっぱり好きです。
で、店頭の紹介記事看板から、あの初代そば助は経営会社の社長だと判りました(笑)。

カウンター調味料

バリエーションがありすぎて選択にちょっと迷いましたが、こういうときは店のイチオシをいただけばいいのです。
時はすでに13時を回ってましたが、そう広くないとはいえ六割がた客席が埋まってるところからは、人気店なんだろうな、と。
チケットベンダーの大きなボタンがイチオシまたはフラッグシップだと判断し、塩豚そばを。それを渡す際に冷やしでお願いしました。

塩豚冷やし

ナウ!これですよ。十割の生蕎麦を注文から茹でるようで、少々時間はかかりますが…よかったですねぇ!
十割なんですが、ぼそぼそとはしてなくて(=たまにありますよね)、かといって半島の冷麺みたいなゴム弾力ではなく(=たまにありますよね)、なかなか好い感じの蕎麦です。
そして例の塩だし…ホントに醤油を使ってないのかと思うくらいに味わい深くてビックリしました。

で、トッピングの豚肉もブランド物らしいのですが、それに蕎麦もつゆも負けてないですし、そこに途中から各種調味料…刺激的なものが多いのですが、ゆえにちょっとで充分です。
面白いのが『ニンニラ醤油』というもの。名の如しですが、これをちょっと加えると別の風味になって、二度楽しめる…あ、『激辛・ごま唐辛子』も面白かったから三度か、何度も楽しめる『そば助』でした。


こうなったら温かい蕎麦も試してみなければ…あ、もうちょっと涼しくなってからか…でも食べたいなぁ…次をこころ待ちにしてしまう、そんなファースト『そば助』体験でした。
ちょっと面白い店です。蕎麦好きにはお薦めです。

七転八倒北海道(4) 充実の駅弁
特急スーパーカムイ13号は無事に定刻どおり旭川駅に到着しましたが、ここでまたひと勝負…走ることになります。
到着が1225なのですが、宗谷本線の名寄行きが1231発…それを逃せば次は二時間後…その6分間でお昼を何とかせねばなりません。まあ当然、立ち食いそばどころでもなく、必然的に駅弁となりますが。

蝦夷わっぱミックス

その立ち食いそばも駅弁も、改札外の旭川駅立売まで行かなければなりません。18きっぷですから有人改札利用となりますが、ダッシュしたこともあってかさいわいにも清算等で列を成してることも無くすぐに抜けられ、毎年お馴染みの店舗ではパッと見て“これだ!”と思うものを買い、無事に宗谷本線車内へと。

ただ、本数が少ない路線ですし、各駅停車で最北まで行く同業者にとってはこれが最終列車でもあるし、まあそれよりも地元利用者で混んでたのですが。

蝦夷わっぱミックス美味しい

永山で結構降り、比布を過ぎてからようやく座れたので、『蝦夷わっぱミックス』をいただけました。
これが…今でも時々お昼時に思い出しますが…それくらい美味しかったんですよ(泣)。
内容はご覧の通りです。それぞれが自らを主張しながらも、お互いを高めあってる…こういうタイプの駅弁としては出色の出来なのではないでしょうか。
東京新宿での京王百貨店『駅弁大会』でのイベント実演出店でもおなじみな旭川駅立売ですが、ここの弁当にハズレなし…経験からはそう思いますよ。

もうひとつ、発見が。原材料名でズワイガニ酢漬に続いてオオエンコウガニ酢漬の文字が。このかには知りませんでしたが、ワタリガニの仲間のようですね。
缶詰などに加工されてるようですが、こういうところでもミックスされて活躍してるんだ、と。

原生林を抜けて

美味しい駅弁でした。そして車窓は原生林エリアとなり、長い距離をじわじわと登り詰め…

塩狩駅

塩狩峠の塩狩駅に到着。いつものことながら、降りるひとも乗るひともいませんでしたが。
ただ、こういうところに来ると…道民の納豆愛好家であり、道内の秘境駅&無人駅探訪家でもあった故・ケロコさんを思い出さずにはおられないという…特に、課題となってしまった駅などは…と。

ひとの移動が駅の時刻表から見て取れたり、単に紙の上に表記されたそれだけじゃない意味…振興局外への移動とか、結果的にそれを教えていただいたようなものでした。

その、足で稼いだ濃密な北海道納豆&鉄道&北海道文化のブログは最近、残念ながら削除されてしまいましたが、勿体無いとかいう以前に親族にとってはいろいろと…友人知人とは違った感情がおありだと思いますので、これはしょうがないですよね。
その精神を受け継ぐ…親しかったものにとっては、それを新たなる自分自身のスタートにしなければ…そう思います。

和寒駅

もうひとつ、駅を。難読といえば難読なのですが、北海道の地名駅名は一般の範疇では括れないものがあるとはいえ、この和寒は子供の頃に聞いて…あまりの寒さに訪れたひとが驚く有様を想像したものです。
“わっさむ”と読みます。

規模が違う

そして平地へと降りていけば、ふたたび広大な農地が広がり始めます。何というかこう…内地とは規模が違うなぁ…と、いつも思うことですが。

羊のまち士別

これは士別駅にて。“しべつ”と読みますが、北海道には東のほうにも標津というところがあって、これもまた“しべつ”と読むんですよね。
羊のまちだそうです。この黒い顔からサフォークだねと判りますが、サフォークでまちおこししてるそうです。

名寄到着

そしてまもなく、この日のまずの目的地・名寄(なよろ)に到着。写真は乗ってきたキハ40の北海道仕様。
ここから北へは、道東の端とも同様にキハ54の活躍場となるのですが、それは明日のこころだ~、と。


(つづく)

七転八倒北海道(3) あれ…持って来たっけ?
到着口から改札までダッシュしました。今回は自転車を持ってきてないので、バゲージクレームでの荷物待ちもありませんし。

さあ、出かけよう

どうなることかと思いましたが、発車数分前に改札をくぐれました。ほぼ空港直結の駅ってありがたいですね。
で、快速エアポートの車両には…さあ、出かけよう!とのメッセージが。

投げる

何とタイムリーな…と思いましたが、大谷選手でしたよ。北海道新幹線の開通で東北と繋がりましたから、そのキャンペーンですね。

打つ

東北出身で、北海道で大活躍してる…そして見た目も印象も好いとなると、大谷選手ほどの適役は他にいないでしょう。
それにしても…数字の上では知ってましたが…デカいな、と。当然、等身大ではないのですが、手足の長さや比率から判りますよね。でもって顔が小さいし。

札幌到着

予定通り、札幌に到着しました。しましたが…乗ってる間に気づいたことが。前日に買っておいた時刻表を忘れてきてしまってたんですよ。
今回は鉄道&バスの旅なので無きゃ困りますから、まずは時刻表を手に入れねばなりません。

便利な時刻表

怪我の功名と申しましょうか、こういう時刻表がありました。『道内時刻表』です。北海道の路線しか載ってませんが、逆にそれだけなもんだから薄くて軽くて…ありがたいですよ。
しかも、全部ではありませんがバスや航路の時刻も出てるので、これはとても役に立ちました。

岩見沢駅

で、時刻表だけじゃなかったんですよ、忘れてきたのは。アメニティ関連も、入れた袋ごとごっそり。岩見沢駅での乗り継ぎ待ちが結構ありましたので、街に出てドラッグストアを探し、シャンプーやボディソープ、トラベル歯ブラシセット、あと虫よけスプレーなどを。
虫よけはハッカ油を使ったそれを作ってアトマイザに入れ、航空機持ち込みの慣例にしたがって、ジッパー付きの袋まで用意してたんですけどね。
それも袋ごと忘れて…まあいいさ、今回はそういう旅なのさ!

こっちに乗ります

ヘタすりゃ入院かも…と思ってたところで一転、急遽“やっぱり行くぞ!”となったものだから、忘れ物も仕方ないですよ。
で、これに乗るんですが、岩見沢駅ホームといえばのそれを記念撮影。

農業用馬

農業用馬の木彫作品なのですが、かつて競馬場があったり、ばんえい競馬が行われてたりといった“馬の街”としてのモニュメントでしょうか。
街には現役の馬具店もありますし。競走馬の繁殖など牧場で有名な日高とはまた違った、空知の馬文化でしょうか。

広がる水田

そして車窓。季節柄、緑に輝く水田や…

広がる麦畑

黄金色に輝く小麦畑が…写真でお判りかと思いますが、すでに雨模様でした。新千歳を出たところですでにポツポツ来てましたから、やっぱり自転車は置いてきて正解だったな、と。

滝川に昭和遺跡

そして、早朝や夕方の一部を除いて、都市間というか振興局を跨ぐ各駅停車はほとんど無いので(=石狩~空知は一体化してますが…サッポロ通勤圏?一方で空知~上川間は分断されてるのです)、滝川(=空知振興局)から旭川(=上川振興局)までは特急『スーパーカムイ』で繋ぐのですが、滝川駅ホームのこれを見るたびに“懐かしいなぁ…”と毎年、遠い目になってるものです。

『いい日旅立ち』…これ自体は普遍性のあるキャッチコピーですが、このマークとともに…それだけじゃないんです。
若いかたにはピンと来ないかも知れませんが、山口百恵という歌手の大ヒット曲として記憶されてるかたもいらっしゃるかも。それは国鉄の旅行誘致キャンペーンでもあったんですよ。調べたら…'78年ですって!オクサン!
時が止まってますね。でも、それが旅には悪くないんです。何を言ってるのか解らない若いかたは、親御さんに訊いてみてください。

特急で繋ぐ

そして、スーパーカムイ登場。これで旭川までスムーズに行けるだけでなく、数の少なくなった宗谷本線へと好いタイミングで繋ぐこともできるという…さてこの先、どうなることやら。


(つづく)