お互いの都合もあって、ひさびさの『おねえさんといっしょ』です。で、今回も結果的にエスニックとなってしまいました。

姉の定宿…一時は品川プリンスとかに趣味で泊まってましたが、最近は出張先の本社に近い西新宿に戻って来てくれて…ええもうわたしにとっても西新宿は、親友と酌み交わす際のホームでもありますゆえ。
で、ふたり共アジアンエスニック好きですし、事前に“出張行くからご飯食べよう!”とメールもらってから面白そうなところを探して…ホテルから近いところに、評判の好いタイ料理店が見つかったんです。

ただ、最近は糖質を制限してるという姉のことも考えて…まあ実際はそんなにシビアなものじゃないのですが、前菜的なサラダ類は…そもそもパパイヤにアレルギーがあるからソムタムはオミットですが、ヤムウンセンも春雨が…そう思って頼んだのがこの『ヤムヌア』。
これ、牛肉のサラダと日本語訳で紹介されてましたが、これが実に!美味しかったんですよ!タイで肉といえば豚か鶏だよねと思ってたものですが、牛肉料理もあるんだな、と。
この牛肉の感じは、特に西日本のかたなら麺類のトッピングに使われてる牛肉とか、あの感覚なんですよと申し添えれば理解していただけるかと。
ベースはヤムウンセンとあまり変わらないと思うのですが、これはちょっと他にない面白さだな、と。
で、早くも目の下に汗かいて…いや、大概な辛いものに対しては耐性もある身なのですが、これにはさすがに…と、そこで姉が“アンタ辛いもので判りやすいっちゃんねー(笑)”と。
違うんだ!普段ならこの程度は…まあ、それくらいに面白い(=辛い)牛肉サラダでした。

ここの店を検索で知って、メニューから…わたしが“これは食いたい!”と思ったのがこの『パッキーマオプーニム』。ソフトシェルクラブを揚げたものです。いわゆる“満月のカニ”ですね。
当然、殻ごと食べられるのですが、久しく食べてなかったので感動ひとしきりでした。

この店のメニューには、こういうところによくあるように料理名の隣に唐辛子のイラストが一本二本と書かれてて、それで辛さを示しているのですが、一本か二本しかないんです。で、一本は激辛で二本が超辛、みたいな(笑)。
そんな中にあって、唯一唐辛子の書かれてなかったのがこの『トーマンクン』。えびのすり身揚げです。これがまた美味しい上に、激辛の海の中でたどり着いた小島のようでした。

ビールはチャンビールを。そしてその向こうに見えるのは姉…いやそういう話じゃなくて、その間にあるのが『ガイヤーン』。鶏を焼いたものですが、これは定番ですね。ランチでもこれの定食とか、よくありますよね。

インテリアがタイっぽい…いや、行ったことはないのですが、大きな仏様の顔とかも含めて、何だかこころが落ち着きますよ。

この魚の顔が何というか…東南アジアですよね。先日、偶然ですがインドネシア・バリ島のガムラン&舞踊を拝見したのですが、聖獣バロンの顔がこういう…目が飛び出たような顔だったな、と。アセアンでは縁起がいい顔なのでしょうか。

ここのメニューをあらかじめ予習してたときに気になったのがこの、タイ焼酎『モンシャム』。タイ米で造られる蒸留酒といえば沖縄の泡盛がそうですが、それのルーツにあたるそうですね。
度数は30度と高めですが、口当たりがサラリとしてなかなかスムーズで爽やか…ということはまあ、危険な酒だということもあるのですが(笑)。

季節モノもいっとこうということで頼んだのがこの、『かきのガパオ炒め』。かきといえば我が国では、割とシンプルな姿が普通ですが、果たしてバジル炒めなんて合うのかどうなのかと気になって頼んだようなものです。
で、これが面白かったんですよ。タイ焼酎も進みます。で、これにはタケノコなども加わってましたが、ここの料理って全てが野菜たっぷりなんですよ。健康に寄与とかいう意味もありますが、思ったより辛かった料理の緩衝材としても活躍してくれました。

これは『サイコーイサーン』。タイの東北地方の料理で、豚肉やもち米やハーブなどの腸詰です。これも“どんなもの?”と思って頼んだのですが、これまた美味しかったですねぇ!これにもパクチーやオニスラなど野菜が添えられてますので、一緒に食べるとこれがまた♪
で、ピーナッツも添えられてましたから、そもそも最初に頼むべきだったのかも。まずのビールが進むものですよね。

散々飲み食いしたので、〆に炭水化物をという気にもならず、まあそれはそれで糖質制限的にはまずまずといったところですが、せっかくだからとデザートを。おなじみ『カノムトゥアイ』です。必ず二個で供されるところも都合がいいのです、これ。
美味しい店でした。最初は我々しか客がいなかったので少々不安を覚えましたが、次第に来店客が…来るのですが、それが皆さんタイ人ばかり。お店のかたがたもタイ人ばかりだし、もしかしてここはタイ人専用の…などど逆の不安を抱いたりしました(笑)。
それだけ“本場の味”ってことなんでしょうね。しかも聞こえてくるのはタイ語ばかりという…海外旅行気分も味わえて(笑)、楽しい会食でした。
で、また近々出張があるとのことなので、都合が合えばふたたび“おねえさんといっしょ”をお送りできるかと思いつつ、おみやげ編に続きます。
(つづく)
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