さてめしアネックス
放浪旅と、名物と…
九州の郷土料理を作ってみる
これはそもそも、年末年始に帰省した際にスーパーで見かけて、話に聞いてたのはこれだったかと…かさばるのについつい買ってしまったものです。

本たら胃

『本たら胃』と書かれてますが、これは“たらおさ”と読むそうですね。福岡や大分の郷土料理だそうで、内陸の大分県日田市ではお盆に欠かせないものだそうです。

かなりグロい

たらの干したものといえば、正月の棒だらを思い出すのですが、逆に暑い時期のお盆に食べる料理とは…まあ、こちらは身ではなく、えらと胃なのですが。
で、袋を開けると好い香りが漂うのですが…それに反してこの奇怪なルックスは…“鬼の歯ブラシ”とか“天狗の耳かき”とか、そういうあだ名を考えたりしました。

戻すとやけに生々しい

H.R.ギーガーな造形でガッチガチに硬いのですが、それをまる一日水に浸けて戻すと…生々しいなぁ…やっぱりギーガー系か?
で、ここで思い出したことが。胃の部分です。これ、既視感があるなと思ったら…チャンジャですよ、朝鮮料理の。あれはたらの胃を調味料に漬け込んだもので、酒もご飯も進むんですよね。

見た目はグロいが旨し

もしかして、胃の部分を使ってチャンジャを自作できるのか?などと思いつつも、下茹でしてから細かく切って、オーソドックスに炊いてみました。胃の部分はもっちりとした好い歯応えがあり、一方でえらの部分には他に例えようのないそれが。面白いです。

ただ、えらの芯の部分が骨のように残ってしまうので…これは圧力鍋を使うと柔らかくなって一緒に食べられるのでしょうか…ちょっと課題が残りました。そこはもう一度チャレンジして、“俺のたらおさ”を作ってみたいですね。
まず、そこら辺で売ってるものではなさそうですし、好みというものもありますから薦めはしませんが、これについて調べるうちに食文化の伝播まで勉強になったりして、有意義な素材でした。

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テーマ:郷土料理 - ジャンル:グルメ

コメント
コメント
熊本ではお目にかかっていません!
こ、こ、これは・・・ウツボとどっこいどっこいぐらい凶暴ルックスですねw
しかし仕上がりは筍の煮物のようで、山椒の葉をあしらいたくなるような慎ましさ!
これは存じませんでしたー
2017/04/14(金) 07:42:39 | URL | apple-a #- [ 編集 ]
筑後川に沿った文化
>apple-aさん

これはもう、夢に出てくるレベルのものです。でも結果的に、棒だらの煮物みたいな感じにはなるのですが。

で、これって久留米辺りから筑後川を遡って日田に達した文化なんだそうで、これについて調べるまで日田が西九州の水系だとは思ってもみませんでした。
大分県だし、てっきり豊後水道側の文化圏だと…ビックリしました。

しかも筑後川の源流が、阿蘇だということも同様に(笑)。白川が阿蘇だってのは当然ですが、筑後川って小国から日田に入って、そして西へと進んで有明海に注ぐんですね。

何かもう、見た目の奇怪さ以上に、また新たに知った食文化伝播方法に驚いてしまってます。
だからまあ、いろんな意味で旅は止められないのですが(笑)。

2017/04/14(金) 17:04:12 | URL | 中林20系 #- [ 編集 ]
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