さてめしアネックス
放浪旅と、名物と…
10年目の道北4-3 残念だったり面白かったり
エサヌカ線から国道に復帰して間もなく、この日の宿~ライダーハウスが見えてきて、そして到着。そこはホタテ料理の食堂でもあり、ホタテづくし定食と瓶ビール…それを楽しみにしての100km走だったのですが…暖簾が仕舞われてるし…えっ?まだ16時前なんですが…今日はもう終わったんですか?

ライハには泊まれるということなので、一泊1000円の料金を払って手続き、初めての猿払(さるふつ)村宿泊です。
で、ここも風呂設備がなく、シャワーはあるらしいのですが、みんな近くのホテルの大浴場に行くということで、じゃあわたしも、と。
荷物を降ろし、雑魚寝部屋なのでとりあえずシュラフを広げて自分のエリアを確保し(=まだわたしだけでしたが)、風呂道具を持って自転車で2km先の、道の駅さるふつ公園へ。そこに『ホテルさるふつ』があるのです。

風呂上りのこけももソフト

そこの日帰り湯『さるふつ憩いの湯』、何と300円!しかもボディソープ・シャンプー付き!これは安いですよ。銭湯より安いんですから。
大きな湯船で手足を伸ばし、そしてストレッチしたり石鹸のぬるぬるでマッサージしたり…何せひさびさの100km走でしたし。特に、怪しい左ひざ周辺は入念にケアしました。

風呂上りには道の駅の名物『こけももソフト』を。前回来たときは“一日一ソフト”というのをやってて、道民の故・ケロコさんと情報交換しつつの旅でした。
色もきれいですが、スッキリした甘さが好いんですよ。

私を見て

猿払に来てホタテを食べずには去れまいということで、『ホタテめし』も買い、そして1km先のセイコマ(オホーツク海側では最北)まで買い出しに。そこで出会った交通安全ポスター…これ好いですよ。反射して見づらいですが、興味ある方は拡大を。

転換バス

そして戻るのですが、途中で数少ない本数のバスが向こうからやってくるのが見えたので、あわてて撮影。あわてたのでこんな写真になりましたが。
調べたら、浜頓別高校1600発稚内駅前ターミナル行き(到着1840)でした。

あの花が増えた姿

前に“不気味な花”として写真を上げた植物ですが、あれがさらに開くとこんな感じに。最初の花が下火になっても脇から次々と新しい花が開くようです。
この姿に名付けるなら…俺の屍を越えていけ草…エゾシカバネゴエソウ…訳わからんな。正しくはエゾニュウと言うそうです。なじらんさん、情報ありがとうございます。


そして、ライハに戻って荷物を整理したり、充電すべきものを充電したりしてると…もうひとりの宿泊客が到着。東北からの、モタードの青年でした。
で、風呂や買い出しの情報を伝達。とりあえず行ってきますという彼を送り出し、私はテレビ見ながらストレッチなどを。

あの子和えこんにゃく

まあせっかくだから、タイミングが違いすぎない限りは同宿者と一緒に食事したいものです。同宿者が帰ってきてから、お疲れ様>お互いということで乾杯を。
で、これはセイコマで買った百円惣菜なのですが、先にサミット(=首都圏ローカルの面白いスーパー)の北海道フェアで“現地スーパーの惣菜コーナーで大人気”と紹介されてた『子和えこんにゃく』、あれがありました!
これ、美味しいんですよ。セイコマでも売ってることを確認できたので、気になるかたは今後の渡道時にぜひどうぞ!

たぶんあそこが稚内

結局この日はふたりだけでしたが、旅の話ならお互い事欠かないので、楽しい夜でした。
そしてこの日も星空撮影をと思い、ふたりで出てみたのですが…曇りで、星は見えず。せっかくだから長時間露光はやってみるか、と。真っ暗な中、何となくうっすらと地上が明るそうな…あれって方角的に稚内市街ですよね…そうですね…そうして撮ったのがこれ。

猿払村幻想

で、これは芸術写真です。何が何だか解りませんが、長時間露光には不思議な光景が写るという妙な楽しみもあります。


そして床に就きましたが、残念だったり面白かったり、ある意味“塞翁が馬”な猿払村でした。


(つづく)

10年目の道北4-2 果てしない直線道
ここも以前走ってるところなので、さほど新鮮味はないのですが…

広大な牧場風景

広大な牧場風景というのは、いつ見てもこころが和むものです。北海道に通い始めたころは、牛を見るだけで興奮したものですが、今やすっかり当たり前のように。
とはいえ、やっぱりうれしいんですよ。


で、中頓別(なかとんべつ)から約一時間走り続けて、浜頓別(はまとんべつ)に到着。ひさびさのオホーツク海沿岸だし時刻的にもお昼時なので、どこかで海産物をいただける食堂など…ないな。っていうか、食堂の類がないぞ…困ったな。ついでに左ひざが怪しいんだけど…これはドラッグストアが…

ホットシェフチーズ豚丼

セイコマは二軒もあるんです。結局、ホットシェフで『チーズ豚丼』を。これは美味しかったですねぇ!写真には写ってませんが、大きなおにぎり『すじこ』も食べてたことを申し添えておきましょう。
そして、サツドラことサッポロドラッグがあったので、エアーサロンパスを買ってひざにシューッと…いきなり痛みも消え、動きも軽くなりました。機械に油を注したかのようでした。
とりあえず、今日はこれで保たすか、と。

で、今年はこっち…オホーツク海経由での最北行にしたのは、あの道をひさびさに走りたかったからなのです。

すっかりメジャーになりました

何だかもう、すっかりメジャーになってるな、と。前はどこから入ればいいのか旅人の口コミで情報を仕入れてたものですが、看板が立ってるとは!
もう、立派に観光地なのかなぁ…うれしいような残念なような…

ツーリング一直線

天北南部広域農道、通称『エサヌカ線』です。途中、いくつかクランクがあるのですが、このような真っ直ぐな道がただただ、果てしない大空と広い大地のその中で…

エサヌカ線滑走路

湿地帯や原野を抜ければ…果てしない大空と広い牧草地のその中で…気が遠くなるほど広大な牧草地の中を、これまた気が遠くなるほど真っ直ぐな道が延びている…

牧草ロール製造中

牧草ロールの製造中でした。大型ダンプのような巨大なトラクターに巨大なアタッチメントを付けて、まずは牧草を刈ってました。そして別のところでは、丸めるためのアタッチメントを付けたそれが草を巻き込んでロールにしていき、また別のところでは出来上がったロールをぐるぐるとパッキングしてました。
あまりに広大なので、作業してるトラクターが小さく見えてしまうのですが、近くまで来ればとてつもなくデカい、と。

遠くまでごろごろ

遠くまでごろごろ。これもまた、初めて見たときは興奮したものですが。でも今でもこれのある風景、大好きですよ。

エサヌカ線牧草ロール

で、すっかり観光地化されてるのかと思いきや、知ってるひとしかこないような感じは変ってませんでした。クルマも時折見かけましたが、なぜか東海ナンバーをよく見かけたのは…あの辺のテレビ局が特集でもやったのかしらん。

オホーツク海見えた

オホーツク海が見えてくれば、エサヌカ線も終盤。好い時間でした。
たまに、バイクや自転車や…旅の仲間とすれ違い、その際に手を挙げてあいさつ…このよろこびを分かち合う…基本的に孤独な旅なので、毎度のことながらちょっとうれしい瞬間でした。

開校百周年

出口近くに、小学校が。開校百周年の碑があるのですが、ひと気がなく…いや、夏休みだからってんじゃなくて…

今はもう誰も

猿払村立浜猿払小学校
平成二十七年三月末日閉校

前回来たのが5年前…大震災の翌年でしたから、そのころはまだあったんですね。


宗谷国道R238に復帰、この日の宿へと向かいました。


(つづく)

10年目の道北4-1 あいつらに出会う
北海道放浪旅日記、四日目編をお送りいたします。この日は100km走の割には大したエピソードも…あ、あれは大したエピソードか。回数は短いですよ。


静けさの中、名寄行き始発列車の音がそこから聞こえてくる…何もないけどここって駅前なんだよな…そんなことを思いながら起き上がり、ストレッチしたりするライダーハウス咲来(さっくる)の朝。

音威子府そばと大きなおむすび

バイクのお姉さんが早く発ちたいということで、それにあわせてみんなで早めに朝食。やっぱり、食堂でみんな揃っての食事です。
一泊二食付きの二食目、朝食は当地名物の音威子府(おといねっぷ)そばに大きなおむすび。この音威子府そば、皮も一緒に挽かれてることでこのような真っ黒い色になるのですが、風味も強くコシもあって、一度食べたら忘れらない味わいです。
音威子府駅構内の立ち食いそば・常盤軒が有名ですね。最近は斉藤雪乃さんも、このそばを食べるためだけに音威子府駅まで行ったということをラジオ番組でうれしそうに(=声が笑顔でした)話されてました。

そして、お姉さんを見送り、今度は若者とオーナーに見送られての、わたしの旅立ちでした。ここはまた、泊りたいですよ。

頓別国道の天北峠

ここの宿泊者にはおなじみの裏道経由で田園風景を楽しんでから、R40に合流。音威子府駅前を過ぎ、道の駅でwifiが繋がるようだったので、ツイッターをチェック&ほかの旅人と挨拶&軽い情報交換。あ、そうそう、咲来ではWIMAX2+は圏外でしたが、そういうものから離れるのもまた、旅じゃないでしょうか。

そしてさっそく、峠越え。下川国道のそれと同様にここもまた、天北峠なる名前なのですが、これは天塩国と北見国の境界だって言う意味ですから、これはこれでいいのです。
ちなみにこちらは、標高で190m。まあまあな走り応えです。

古い旅館洋風

そして下った先は、小頓別(しょうとんべつ)の集落。そこにこのような…和洋折衷な感じの古い旅館跡があって、前に来たときも気になってました。
ここについては検索すると、このような保存会のサイトが出てきました。気になる方はリンク先をご覧ください。

中頓別まで26km

ここから中頓別までは26kmなのですが、右の…枝幸(えさし)方面がちょっと気になりました。マップルを見ると、すぐに枝幸町へと越境するようなので、カントリーサインだけでも見たいな、と。

ちょっと寄り道

ちょっと寄り道というにはいきなり登坂なのですが(笑)。それも長くは続くまい…

枝幸町カントリーサイン

出ました!ここが境です。で、枝幸町のカントリーサインは…ホルスタインと毛ガニです!これまた、よく表してますねぇ。
で、このまま越境して長~い下り坂を楽しんでいては…プラス30kmの距離増となるので、素直に引き返しました。
何せこの日は、ひさびさに100kmも走る予定でしたから。

前方にあいつ

で、以前と同じ様にこのまま国道を進んでピンネシリ経由というのも多様性が…ということで、途中からヘキサ647~120経由で中頓別入りしようかと。
ほぼ交通量もなく、走りやすい中で前方に…何かボロ布か…毛皮のようなものが路肩に…不幸なことになった野生動物だったら嫌だなぁ…とか思って一旦停止すると…起き上がるし。

尻尾がでかい

路肩に寝転がって毛づくろいしてたキタキツネでした。今回で初のキタキツネです。小柄で華奢ですが、尻尾だけはやたらデカいんですよ。巨大なうまい棒のようです。
このあと、草むらに飛び込んで消えましたが

不気味つぼみ

で、路肩は湿地というか水路というか、だいたいそんな感じなところが多い北海道の郊外ですが、この…何となく不気味な植物がよく生えてるんです。
握りこぶしよりも大きなつぼみなのですが…

不気味開いた

これが開くとまた何となく…やっぱり不気味だな、と。これ、さらに脇から下から開いて開いて…と、どんどん不気味になっていくのです。孤独の中で見るこれ、ちょっとこころにこたえます。そういう時は勝手な名前を付ければ多少は安心するものですが、つぼみだとエゾニギリコブシソウとかになりそうながら、開くとエゾシャンデリアソウ…う~む…とか思ってると、その中にエゾシカが登場。わたしと併走するかのように隣の原野をダッスダッスダッス…と跳ねながら、あっという間に見えなくなってしまいました。
間近で見たエゾシカでは、今回これが初でした。キタキツネにエゾシカ…こっちのルートを選んで正解だったか?

中頓別到着
そして、中頓別(なかとんべつ)に到着。セイコマで小休止しましたが、まだお昼前ですし、とりあえずこの先の浜頓別(はまとんべつ)まで走り続けます。


(つづく)


さすが鮮魚店!
何となく今日は刺身気分の宵…そういう時は、スーパーより商店街の鮮魚店です。スーパーでは見かけない魚が並んでますよ!

トロキンメ刺身

この日は『トロキンメ』なんてのが出てました。これはもちろん、買うでしょ。そもそもキンメダイは美味しいものですが、脂の乗ったそれは刺身でもとろけるような味わい。素晴らしかったですねぇ♪

ビーツ扱わば

それだけで終わっては何ですから、料理根多を。ビーツが安く出てれば、買って帰ってボルシチを作ったりしてますが、これの色素の強力なことといったら!皮をむいたり切ったりしてるうちに、手が赤く染まります。これが…洗っても洗っても手に付いた血が取れねぇよおおおおお!といったような、ひとをあやめてしまって逃げ回るうちに気の毒なことになってしまった加害者ではないですが、洗ってもしばらくは落ちないので、まあいいか俺ひとをあやめてないし、そのうち消えてるだろう、と。
実際、そのうち消えます。

きたあかりバター

小根多として、きたあかりバター。これはもう!無条件幸福ですね。きたあかりを売ってたら、こういうシンプルなかたちでまずどうぞ♪


今回はこんなところで。


初めてのサッカー観戦
北海道話、旅の一日分が終わるごとにブレイクを入れてますが、今回も。わたしにしては、ちょっと珍しい体験をしてきましたので。


サッカーに無縁の人生を送ってきたのはまあ、野球世代だからなのですが(=Jリーグ発足の時は何だかバブル臭を感じたし、地元感のあるチームというのが…当時はFC東京はまだ無かったし)、最近サッカーにというか…それを取り巻くカルチャーに興味が湧いたんです。

きっかけは、女子サポーターふたりがアウェイ各地でスタジアムグルメ=スタグルを食べまくるマンガ『ぺろり!スタグル旅』(能田達規・著)『ぐるなび みんなのごはん』内で連載されてるのですが、笑わせて…お腹を鳴らせて(笑)…そして泣かせるという、楽しいマンガなんです。
何より、各地のスタグルの美味しそうなことといったら!モノクロマンガなのに色が見えてくるほどです。

入場無料


一方で、好きなスーパー・サミットがスフィーダ世田谷FC(なでしこリーグ2部)のスポンサーに加わり、その記念で『サミットチャレンジマッチ』というものを開催。第14節のスポンサーとなっただけでなく、サミットの該当チラシを持っていくと入場無料とのことだったんです。
で、店頭に選手達の立ち姿写真の幟が立ってたんですが…えっ…こんなにかわいいお姉さんが戦ってるの?と、ドキッとするような選手も。
その試合日、ちょうど仕事も入ってなかったので、一度観戦に行ってみようか、近所だし…いや、そう近所ではないのですが駒沢までは自転車で20分くらいなんです。

サミットチャレンジマッチ

まあ、スタグルはありませんでしたが(多分)、家でお昼食べて自転車で向かってちょうど好い時間帯。無料ということもあってか、多分近所のかたがたの散歩ついでっぽい子供連れが多かったですね。で、客席(広大な駒沢の、メイン側のみ)の端には、相手の愛媛FCレディースのサポーターも陣取り、勇壮な応援を。

なるほど!音の出るものはスルドのみで、あとはみなさんの声や手拍子のみなんですよね。プロ野球の応援演奏(の、金管楽器)を耳障りに思うわたしには、これはいいな、とも。

で、当たり前ですがテレビ観戦と違って実況も解説もありません。目の前で繰り広げられるドラマを見逃すまいと、目を皿のようにして…ああ、こういうときに使うんですね、この言葉は。

で、お互いなかなか得点に結びつかない中、そのかわいいなぁと思ってた森選手がゴールを決めた瞬間の歓喜とか高揚感とか、なるほどこれがサッカーの醍醐味か!と。
そして、逆にゴールを決められた瞬間の落胆や、かと思ったらオフサイドで“ああよかった”と安堵したり…なるほどこれはハマりますねぇ!

後半は押され気味でしたが結局、試合は1-1の引き分けで、連敗が続いてたらしいスフィーダはとりあえず連敗をストップ…で、試合後の監督インタビューで…実は主力選手をインフルエンザで4人も欠いていたとのことで、その中でのこの結果は…みんな頑張ったねぇ!と。


で、仕事が入ってなければまた観に行ってみようかと思うんです。近々は再来週ですが、このリーグの入場料は全席自由で千円というところも有り難いし。
生活圏はほとんど渋谷区ながら、住所は世田谷区という暮らし…応援できる地元チームがあるっていいな、と。これが“東京”ともなると、地元感は薄れてしまうのですが、区ってところが個人的にはツボなのです。
で、次の試合会場である西が丘にはスタグルもあるそうなので、その辺にもちょっと期待してみようかと思います…それはそうと、次は勝って欲しいですね!